体中に、特にペニスに気(性の気)を満ち溢れさせてのセックス効果を
色々記述してきましたが、気、そのものによるセックスを考えてみます。
気によるセックスです。
その効果は想像以上の不思議な感覚を時にはもたらしてくれます。
概要
|気とは?
人間の体には常に微弱な電気が流れて生命を
コントロール・維持しています。
生体電子が体中を廻っていると考えてください。
その生体電子は各々の体に電気的な場を形成します。
その磁場は生体内で精神・気のエネルギーとなって躍動します。
いわゆる精気・性の気です。
気は人それぞれによって固有の波動と周波数を持ちます。
人においてのセックスは単なる射精による生殖行為だけではなく
男女間の精神の触れ合い交流でもあり、そこに人類進化の謎があります。
(参照:性エネルギー)
言葉を変えて言うならば、セックスとは男女間の性エネルギー・気の交換
交流の作業でもあるわけです。
お互いの性の気の波動が合致して同調して増幅された時に、
爆発的な快楽が訪れます。
オーガズムです。
真の深いオーガズムと精神的な法悦を女性に与えるセックスには
この気の波動の同調と交流が欠かせないものになります。
お互いの気(性エネルギー)の交換こそが性の奥義の真髄と言えるのです。
|東洋と西洋の性
|西洋の性
西洋的なセックスは理想的恋愛とそれに伴う肉体的な快楽の追求でした。
理想愛とオーガズムのお互いに相反する課題にキリスト教会の価値観が絡まって、
女性にとってのオーガズムは邪悪なものとして宗教的に否定され忌み嫌われました。
教会は生殖行為としてセックスは容認しても、
快楽を求めることは大罪として定義してオーガズムを魔女の罪業としたのです。
実際に女のオーガズムを恐れた男たちによって
クリトリスの除去手術が頻繁に行われ、
性的に魅力溢れる妖艶な女性たちは魔女裁判にかけられました。
しかし、快楽の追求はアンダーな世界で脈々と行われていたのです。
歪んだ形で一部の人たちは楽しんでいたのです。
それも多くは僧侶などによって少年愛が密かに享楽されていました。
|東洋の性
東洋ではまったく西洋とは違った性の追求がなされました。
セックスも自然との一体化されたなかで魂と肉体の融合した快楽が追求され、
宗教の中に取り込まれていきました。
セックスは中国の道教における房中術やインドのカーマストラなど
生命の根源的なエネルギーとして位置づけられたのです。
宗教的な色彩は弱いものではポリネシアンセックスもその代表的な性術です。
これらでは男女間の性エネルギーの交換交流にこそ
その人間の生の原点であるとされています。
そこには西洋的な罪業としての恋愛や性はありません。
人間の生きる喜びのエネルギーを高める為の快楽の追求があるだけでした。
(参照;ポリネシアンセックス)
|気によるセックス
|中国房ちゅう術
中国の房中術では代代の皇帝の為の性術を説かれており、
如何に多くの女性と交わりそのエネルギーを得て不老不死を
達成することを課題としていました。
女性と気を行き交わせて、その気のエネルギーを如何にして
我が身に取り込むかの方法が事細かく述べられています。
その為、自らの性エネルギーは決して発散しないことを説いています。
つまり、射精をできるだけ抑えて、自らの性エネルギーを高めた状態を
維持して多くの女性と交接することを目指しました。
交接した女性をオーガズムに導き、そこに生じる性エネルギーを
自らに取り込んでいく為の秘伝です。
|気のセックス
気によるセックスとはこの性エネルギーの共有であり、交換です。
しかし、交換しても発散・射精は目的としません。
女性に深い喜びを与えて自らは性エネルギーの高原状態を維持します。
複数の女性を平等に愛し続けることが可能です。
決して西洋的なロマンチック愛とオーガズムの追求ではありません。
男女とも魂と肉体の喜びが深い次元で襲ってくる真の情愛の法なのです。
(参照:性の気の鍛錬)
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