最初にアダルトグッズの雑学です。アダルトグッズは最近の人類の快楽追求の風潮に、その根源を発しているのではどうやらないようです。人類が猿に近かったころより慰めのための性具はあったのです。石器時代の遺跡からは、象牙の張り型が発掘されています。この時代から、この如何に快楽を得るかが、人類の課題そのものでもあったかを物語ります。
（スポンサーリンク）
概要
今やアダルトグッズの全盛期
今やアダルトグッズが各種開発されて、人類はさらなる刺激を求めて奮闘中ですが、その実態は、女性を楽しませるために男性が求めるよりは、女性のお一人様用の需要が急速に伸びているようです。また、彼女いない歴が長期にわたる男性の急増も、男性用オナニーグッズの需要を急成長させています。このような道具を使う性文化は、人類が始まって以来の染み付いてしまた性癖のようです。
オーガズム病院１９世紀
バイブレータが、当初はマッサージ用に開発されたのではなく、実は女性のクリトリスを刺激するために発明された話は有名です。１９世紀当時、女性のヒステリーは体全体に悪気が溜まるためで、その解消にはオーガズムを与えることが最善と信じられ、町医者がその治療にあたっていました。
治療といってもクリトリスを手で刺激してオーガズムに至らせるのですが、非常に繁盛したようで、実に医師の収入の６割以上はこのヒステリー治療だったといいます。
長い間キリスト教の教えのもと、女性には性欲はないということが常識でした。（というよりは、女性に性欲があってはいけないというのが正解かもしれません） ヒステリーは病気の一種であり、その治療はクリトリスを刺激して悪気を抜くことと、真面目に信じられていたのです。
そのため、女性も堂々と旦那が構ってくれない分をヒステリー治療と称して、医師のもとで欲求不満の解消に励んでいました。
『当時の医師が実に羨ましい！！』
というような甘美な話はまるでなかったようで、ドクターにとって極めて過酷な作業だったようです。連日、何人ものいろいろな女性が訪れ機械的な処理に追われていたそうです。腱鞘炎になる医師も多かったとか・・・。おまけに訪れるお客も、決して若くて美しいという類の人たちではありません。
医師達を救った電マの発明
そんななかに電動マッサージ機が１９世紀後半、イギリスで考案され、医師は飛びつきました。女性も格別なオーガズムに到達でき、医師も楽できるということで、こぞって病院は設置したそうです。
そこに儲けを考えたアメリカの男性が、この電動マッサージ機の通販を、新聞などを通じて始めました。それによって、電マの普及率は家庭の電化製品の５位を占めるようになってしまい、肩こりの解消を名目に、女性は家庭でオーガズム治療に専念し、医師の治療はやがて廃れていきました。
日本の発明のバイブ
そして戦後日本で画期的な性具が発明されます。電動バイブレータです。実に日本人的な発明です。これが改良に改良を重ねられて、今のバイブに至っているのですが、日本では既に７世紀には青銅で出来た張形（デイルド）が残されており、また江戸時代には薬売りがペニスの張形を行商していたくらいですから、日本の女性には古くから馴染みの道具が電動化されたといった具合で、男女ともこぞって飛びついたようです。
人類初のアダルトグッズは？
人類は、やはりこの地球上で一番好色な生き物であるようです。アダルトグッズの歴史は古く石器時代にまで遡ります。石器時代の地層からは象牙でできたペニスが出土しています。呪術的な意味合いが強かったとも言われていますが、壁画などには性的な道具として、使っていたことが描かれています。やはり、そのころも人類の男性は女性を喜ばすことに日々悩んでいたのでしょうか？
猿でも行うマスターベーション
では道具を使ってマスターベーション（オナニー）をするのは人類独特の習慣なのでしょうか？実は、オナニー行為は多くの動物で確認されています。チンパジーの一部のメスはバナナの葉のようなものを丸めて、バギナに出し入れしていることが観察されています。イルカでもボートなどの底にバギナをすりつけてマスターベーションするそうです。どうやら比較的、知能が高い動物が道具を使ったオナニーを行うようです。
今や高性能バイブと人造バギナ
そして今やはＩＴを使ったバイブも開発され、アダルトグッズは人類の英知の結集となっています。やはり人類にとって、その誕生以来、セックスが最大の関心ごとであることは間違いないようです。ITやAIが進み、いずれ現実と区別付かないバーチャルなセックスマシーンも開発されるのでしょうか？？個人的には、やはり生身の女性がいいのですが・・・。
