一般的に痛みに対して女性は男性より敏感です。男性は男性ホルモンの作用で痛みに対する忍耐力を持っていますが、女性はそれが強くありません。エストロゲンは皮膚感覚を高める作用があり、全身が敏感です。
前記のように、敏感に感じる筈の痛みに対して女性において、痛みに快感を覚えると言うまるで不思議な現象が起こります。生命の不思議であり、性の奥深さです。基本的には女性はM女としての資質を持っています。
概要
苦痛と快感
苦痛と快感は本質的には同じメカニズムが拮抗的に作動しています。苦痛は危険な物質や行為に対する生体からのアラームであり、快感は生命維持に有効な行為や物質に対する生体からの褒美です。生命に危険な事柄に対する警告と有益な事柄にたいする報酬として作用します。いいことをすれば褒められて悪いことをすると叱られるという日常的な基本的なこの世の摂理が働いています。
苦痛と快感は同じ脳内の側坐核という部位が反応します。これは苦痛と快感の間には明らかにお互い神経的な類似性を示し、相互に交差し転換し合う可能性を示しています。不思議なことにある種の状況では苦痛が快感となる現象が生じるのです。
継続的もしく極度の苦痛が、エンドルフィンの大量分泌によって、恍惚感に変わる作用する現象も存在し、真性マゾヒスト(真性M)の快楽の源泉となり、またランナーズハイ現象を引き起こしますが、これは人間が生命の危機に瀕するような痛手や病状を被った時に恐怖や苦痛を和らげる為のメカニズが根本にあると推測されます。
人間は大きな傷を負った時には脳内モルヒネ、エンドルフィンで苦痛を緩和するのです。時にはそれが快楽へと転化されます。人が死期を向かえることは、決して苦痛ではなく、むしろ恍惚の中で旅立つとも言われています。
軽い痛みに対する快感
苦痛には精神的な苦痛と肉体的な苦痛に大きく分けられますが、最初に肉体的に軽目の苦痛を与えるSMプレイをご紹介します。女性は基本、M的な性向を示しますが、そのなかでも軽い痛みに対して、性的な興奮状態に陥り、快感を覚えるマゾ女性が多く存在します。しかし、女性によっては痛みを極端に嫌悪する女性も存在しますので、相手の性向をしっかり判断し、女性が好むSMプレイを心掛けてください。
苦痛の4つの与え方
マゾ女性に与える苦痛は以下の方法があります。
- たたく
- 噛む
- つねる
- 熱する
基本的に相手にキズや腫れなどが起きない程度の力で行うことが大切です。また、これらの刺激は皮膚感覚の鈍い箇所で行うことが効果的です。痛いのかどうか、余りはっきりしないお尻や背中などの箇所です。与える力加減も相手に合った加減を探し出してください。勿論、最少は弱めに少しずつ強めることが大切です。一番喜ぶ場所と箇所を探し出します。また、同じ部位に続けて刺激を与えないようにします。痛みの感覚が強調されていきます。
1.叩く
スパンキング(spanking)
平手でのお尻叩き、スパンキングでかなりの愛好者が存在します。一種のSMプレイですが、単独でプレイとして地位を確保しています。専門の風俗も営業しているくらいです。
お仕置きゲームで男性のS的な欲望を表すには、一番手軽な方法と言えます。欧米では子供のお仕置きはお尻叩きが主流で、その幼少時の刺激が忘れられず、愛好クラブも欧米では多くあると言います。
女性は不思議ことに、叱られることやお仕置きに対して、少なからず、性的な興奮を覚えるといいます。強いものに対する憧れと従属欲求の現れです。幼少の頃に感じた大人の圧倒的な権威に対する興奮が蘇り、性的な快感が起こると告白しています。
お尻は皮膚感覚も鈍く、ある程度の力を込めてぶっても女性は痛みを然程感じません。お尻ペンペンでお仕置きされている、という状況への興奮と相まって痛みが、快感と混合されて女性は恍惚感に浸っていきます。
この時大きな音を立てるように平手で叩くことがポイントです。その音に女性は脳の前頭葉が大きく反応し、被虐感を満足させるのです。特に後背位(バック)でペニスを挿入しながらのスパンキングは、女性、男性ともに興奮を高めて大きな喜びを引き起こします。
大きな平手打ちするたびに女性は大きな嗚咽で喜びを顕わにします。
私の彼女は
『ああ~、ご主人様!!』
と歓喜の声をあげます。興奮するプレイの一つです。ただし、ちゃんと防音効果が施してあるお部屋でのプレイをお勧めします。
鞭打ちプレイ
本格的なムチでお尻や胸を叩くと肌が赤く腫れあがり、ミミズ腫れになったりしてしまいます。二度と女性にお相手してもらいないかもしれませんので、あくまでも遊びの範疇の弱いムチウチに止めましょう。行為を楽しむのです。
大人のおもちゃショップには、音だけの然程、痛みが伝わらないムチも販売していますので、雰囲気を楽しみたい方にはお薦めです。鞭を手にするだけで気分は盛り上がります。
普段、ムチをもち歩くことは難しいかたは身の回りの太目の紐などで代用します。荷造り用とかの紐ですが、ロープなどは相手の体にも跡が残りやすいので、旅館などの浴衣の結び用の帯を代用します。何個か温泉旅館などで拝借してきましょう。
持ち歩いていても異様な感じはしないのでカバンの中に丸めて入れてあります。この紐をいくつか持ち歩けば、女性の手や足を縛る時にも利用できます。非常に重宝です。短めにして女性のお尻や背中、太ももなどを叩きますが、女性の体への傷などダメージは少なく、それなりに楽しめます。
2.噛む
お尻や背中、二の腕、太ももなどを噛んでいきます。どの箇所も割りと肉付きがよいうえに感覚受容体も少なく、強めに噛んでも強い痛みは生じないようです。快感として女性は大いに喜びますが、あまり喜ばない女性もいます。
感じる場所も女性によってまちまちで、喜ぶ箇所をかんであげます。軽めに全身噛んであげる愛撫を喜ぶ女性がいたり、背中を強く噛むことを喜ぶ女性がいたりで、それぞれ様々な性感をもっています。
バック(後背位)からペニスを挿入し、絶頂を迎える前に相手の肩や背中をきつく噛む行為は、野性的で興奮します。男の征服感が満足の極みになります。まるでテレビで見る、百獣の王のライオンが絶頂時にメスの背中を噛むようなイメージです。
噛む力は興奮するとついつい強くなりがちです。歯型が残る程度にとどめて出血しないように注意しましょう。相手の女性の快感と覚える度合いをしっかり観察して、それぞれの女性の加減を習得しましょう。若い女性は皮膚感覚の受容体が豊かで、痛みに敏感ですが、熟女は感覚器が減少して強い刺激を好みます。
3.つねる
興奮が高まった段階で体の様々の箇所をつねってみて、その反応を見てみましょう。力加減もいろいろ加えて、もし感じるところがあったらしっかりその女性の性感帯としてインプットします。
体の内側の柔らかな箇所、二の腕や内腿、乳首などをちょっとの力でつねってあげると喜びを表す女性もよく遭遇します。抓る刺激では、あまり力を加えて青あざにならないように気をつけましょう。
つねる刺激に洗濯バサミを使うことも有効です。程よいハサミ加減の洗濯バサミを持ち歩きましょう。女性はオナニーで洗濯バサミを使う人が多少います。乳首、小陰唇、クリトリスを挟むと快感がジワッと伝わるといいます。内腿や腕の内側も有効です。
ただし、洗濯バサミはプラスチック製では、挟む力が強く、女性にとっては辛いようです。木製の緩い洗濯バサミか、アダルトショップで販売している専用の洗濯バサミを使います。
4.熱する
熱する刺激はロウソクプレイが代表的な遊びになります。女性にとって火に対する恐怖も手伝って刺激的なようです。肌に落ちる頃にはちょうどいい温度になり、何とも言えない快感に変わる様です。内腿や乳房の周りなどに女性にしっかり見えるように垂らしてあげると視覚的にもお互い興奮します。
難点は垂れた蝋の後始末ですので、あまり大量の使用はお勧めできません。プレイとしては猟奇的な刺激が楽しめます。
ただし、よく流通している洋蝋燭は温度が高く不向きです。SM遊戯では、和蝋燭を使います。大人のおもちゃショップで卑猥な様子のSM専門の和ロウソクを買いましょう。
|苦痛が快感に変わるM女の愛し方のまとめ
- 苦痛と快感は脳内で同じ場所で感じている
- 痛みが快感にすり変わる現象がマゾヒストである
- 基本的には女性は痛みには敏感で弱い
- しかし、敏感であるがゆえに女性は脳内麻薬エンドルフィンの活性化が強い
- 女性に常態的に苦痛を与えるとエンドルフィンが強化されて痛みが快感になる
- 女性に苦痛を与えるには下記の4つの手段がある
- たたく
- スパンキング
- 鞭打ち
- 噛む
- つねる
- 熱する
- たたく
- これら4つの刺激で女性にあったいたぶりを行う
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