我ら魔族の男どもが最大に恐れべき感染症はHIVによる感染症、即ちエイズです。
HIVは感染したウイルスでありエイズは病名です。
悪魔の使いとも言われれるこの性病は20世紀に入ってから知られるようになってきました。
まさに現代文明への警鐘的な感染症として
神の怒りの性病として知られています。
この感染症は完治する治療薬はなく感染しないことしか手立てはありません。
男性として生きる上でこのエイズ(後天性免疫不全症候群)
{(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)
Acquired Immune eficiencySyndrome; AIDS)}の正しい知識を持つ必要が
あります。
概要
|エイズとは?
エイズは
HIV(ヒト免疫不全ウイルス( Human Immunodeficiency Virus, HIV))が
免疫細胞に感染し、
免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことです。
つまり免疫機能の低下によってあらゆる病気(おおよそ23種類)に感染することになり、
最終的には生命の危機にいたり失命します。
HIVは1983年に始めて分離されました。
起源はアフリカのカメルーンのチンパジーであるとされています。
何らかの経緯で人に感染し、アメリカのロスの男性同性愛者の間に広がり
エイズとして認定されました。
感染は体液感染、血液感染によることが多く、
その為に同性愛者、麻薬中毒患者の間に爆発的に広まってゆきました。
それまでジャングルの中でチンパジーにしか感染しなかったウイルスが
文明の進化とともに人が密林に入り込みチンパジーと接触し、
ウイルスは突然変異によって人に感染する力を得ていったのです。
もしかしたら引き金はチンパンジーと人の性的な接触に合ったのかもしれません。
獣姦趣味の人は思った以上に多数存在します。
|エイズ感染のメカニズム
それではHIVはどのようにして人にとりついたのちに
免疫不全の症状を引き起こすのでしょうか?
その前にウイルスについて知っておく必要があります。
|ウイルスとは
ウイルスは細菌と同じように捉えている人も多いのですが、
ウイルスと細菌は根本的に違います。
大きな違いは細菌は感性した生物から栄養をもらって自己増殖します。
しかし、ウイルスは自分で増殖することは出来ません。
宿主の細胞に入り込んで宿主の細胞分裂などで増殖してゆきます。
ウイルスは遺伝子(DNAもしくはRNA)とたんぱく質の殻の単純な構造で
たんぱく質の合成やエネレギー合成、分裂などの生命活動を行いません。
ウイルスには細菌に効く抗生物質は全く効果がありません。
つまりウイルスは生命体であるようでないような
単なる遺伝子の塊のような存在なのです。
細胞組織がないために非生物とすることもあります。
つまり生きていないのです。
だから厄介なのです。
|ウイルスの増殖
ではどうして増殖してゆくかですが、
ウイルスは自分のDNAもしくはRNAそして酵素を他の生物の細胞内に送り込んで
その生き物に自分の遺伝子を機械的に作らせて自分の分身を増やして増殖してゆきます。
これが感染です。
インフルエンザやノロウイルスなどはこのように増殖します。
大腸菌などは細菌です。
自己分裂で増えてゆきます。
まずはウイルスの特性を理解してください。
|HIV
HIVはRNAをゲノム(遺伝子)とするレトロウイルスと呼ばれるものです。
レトロウイルスは球状の脂質の膜に覆われていて一本鎖のRNAを持ちます。
大きさはおおよそ直径100nmです。
HIVウイルスは人の細胞に感染すると自らのRNAの情報を感染者のDNAに
逆転写します。
通常の生命活動ではDNAから情報がRNAに転写合成されて
たんぱく質が合成されるのですが、
HIVウイルスは人の細胞のDNAに自分のコードを埋め込んで
自分と同じ構造のRNAを作らせて増殖してゆくのです。
HIVに感染した細胞は細胞分裂することでどんどん増えてゆき、
やがて発病するに至るのです。
HIVウイルスは自分では増殖できないので人の細胞の
複製させているのです。
HIVに感染した細胞が大きく増えることエイズ(免疫不全症)が発症するのです。
このウイルスは非常に変異しやすく
そのためにワクチンが作ることが難しいことになっています。
作っても臨床実験をしている間に新しい型のウイルスになってしまうのです。