人類のセックスは単なる生殖、受精だけの儀式ではなく
日常的なコミュニケーションツール、娯楽ツールへと変革してきました。
それによって様々なセックスのポーズとテクニックを編み出して
男女とも上気して興奮を楽しみます。
しかし、その長時間化の根本原因は進化の過程のでの
必然であったとも言えるのです。
概要
|人類のセックスは長いのは何故?
人類の女性のオーガズムの深さとその頻発の回数の多さを
これまで説明してきましたが、
人類のほかの哺乳類や類人猿より比較して
かなり長時間のセックスであることは何故でしょう?
ボノボやチンパジーは一度のセックス、つまり挿入して射精までは
数十秒で終わります。
ところが人は平均的には5分前後が挿入から射精までの時間です。
しかし、女性はオーガズムを得るためには刺激を開始してから
20分前後必要とされてそれ以前の射精は早漏としてパートナーからの
非難の対象になります。
そのために男性は挿入する前の前戯で、舌や指を
使って女性性器を興奮状態に持ち込もうと必死です。
悲しきは人類のオスたちです。
ほかの哺乳類のメスたちはこのような要求することはありません。
しかし、何故人類はほかの霊長類たちと比べて一度のセックスに
費やす時間が異常に長いのでしょうか?
セックスを娯楽としているボノボでさえも15秒前後と言います。
全ては人類の女たちの業の深さから来ているのでしょうか?
それとも我ら男たちがそのように調教してしまったのでしょうか?
|女は最初のオーガズムまでに時間がかかる
人類のセックスを長引かせる大きな原因が
女性の最初のオーガズムまでに必要な時間です。
反対に男はオーガズムまでは短くすんで早いときは1分かかりません。
経験や訓練によって次第に長時間射精を我慢出来るようになるだけです。
何故最初からほかの霊長類たちと同じくセックスが
短時間で済まないのでしょうか?
|女性の深いオーガズムのための準備
その答えの一つは人類のメスたちのオーガズムは余りにも
大きく深いために生殖器たちがオーガズム態勢を準備するのに
時間が必要だという説です。
オーガズムはチンパジーやボノボにもあると言われてみますが、
かなり浅く短いものであるようです。
人類の女性はこの地球上で一番上等なオーガズムを味わう為に
エンジンの充分なアイドリングが必要と言うことです。
|不本意なセックスへの防衛
さらなる説は女性たちがなかなか最初のオーガズムを迎えないのは
不本意なセックスに対抗する女性の防衛本能とも言われています。
女性が圧倒的に弱い立場であった時代に勝ち取った
一つの保身であるとされています。
強姦は人類だけに見られる現象です。
ほかの動物ではセックスは全て同意のもとの生殖行為であり、
寧ろメスが積極的です。
人類の女性はオーガズムを迎えること受精の確率が高まります。
不本意なセックスを強いられた時、殆どの男性は数分で射精するために
20分と言うオーガズム準備時間を設けたというのです。
|ペニスが他の精子をかきだす時間
加えて人類の男性は先に女性のバギナに
注入された他の男性の精子を
かきだすための一生懸命ピストン運動なるものを行います。
その目的を果たすためにピストン運動を最低でも
数分間行う必要があるといます。
人類の乱婚時代の名残が男性のピストン運動であり、
その回数が多ければ多いほど効果を発揮するために
人類のオスはAVの男優のようにピストン運動に躍起になり、
出来るだけ長時間のセックスを志します。
それに合わせて女性は長い快感を楽しむということです。
ペニスのサイズも太く雁首が大きければ大きいほど他者の精子を
かきだすことが大いに出来、ペニスは長ければ長いほど子宮近くに
精子を運べます。
そのためにすべからく男性は長くて太いペニスに憧れると言います。
|長時間快楽を楽しむために?
人類がオーガズムをお互いのコミュニケションツールとしたこと、
そして過酷な環境を乗り切るための麻薬的な娯楽ツールとしたことも
セックスが長時間化した理由のひとつです。
狩猟採取時代は食料調達に費やす時間は数時間で
済んだと考えられます。
そのために娯楽にかける時間は豊富にありました。
男女がよりそって様々の危険の恐怖から逃れるために
残った時間でセックスを楽しむとしたら
類人猿並みセックス時間では
余りにも短すぎるのかも知れません。
そのために娯楽と言うセックスの時間を長時間化したと考えられます。
ある意味では暇があるから長いセックスする?
それは若い暇な男女がセックスばかりしている現象と変わりません。
|女たちはオーガズムを待っている
このように人類は一回のセックスに費やす時間を長大化したのは
そもそも乱婚にルーツがあるのです。
今は次第に現代人がセックスに掛ける時間を減らし、
女性もオーガズムの満足が充分得られなくなった状態になっています。
これは生涯の一夫一妻制の過度の普及によることなのでしょう。
もう古代の性の習慣を復活できないにせよ、
少なくても我ら悪魔族はで出来る限り多くの女性と交接して
実質的な乱婚もしくは一夫多妻状況に持ちこむべきです。
本来のオスとしての使命を全うして女性にオーガズムの幸福を
与え続けなくてはなりません。
地球上で一番旺盛な性欲を有する女たちは待っているのです。