気のセックスは特に特別な技術が必要なわけではありません。
大切なことは貴方のセックスに対する考え方であり、向き合い方です。
特に経験を積まれた中高年の男性にお薦めの性愛法です。
若い力任せのセックスから慈愛と優しさに溢れた性愛術で
女性を真の性の喜びに導かれんことを切に願います。
概要
|気を交流させるセックスとは
性の肉体鍛錬と心の鍛錬を実践していきますと
体中に性エネルギー(性気)が充実している感覚が湧いてきます。
日々の瞑想の時には具体的な女性を思い浮かべて、
その女性の幸せとオーガズムを願いながら念じます。
性的に過激なイメージではなく穏やかな心でその女性の喜びの姿を
浮かべて祈ります。
女性と会う前日などにはその女性の体を具体的に思い浮かべながら
オッパイや脇の下、足の裏、そしてバギナ周辺の性感帯などの
愛撫をメージし、さらにはペニスの挿入を描いて心の中で
オーガズムを想像します。
決して射精欲に囚われた妄想ではなく慈しみを持ってオーガズムを与える瞑想です。
(参照:性の鍛錬法:瞑想法)
この瞑想を深めることによって自らの欲望の追求段階から
女性の肉体と心を愛おしみ、慈しむ心が生まれてきます。
既にあなたのこれまでの性技でオーガズム体験を深めた女性の
性エネルギーはすっかりあなたの性波動に同期し、
快楽の波動に漂う体質が作られています。
次の段階として精気と性気をお互い交換し、
同調させ、気を交流させる別次元のセックスを試みてみます。
オーガズムを前提としない安らぎと癒しのセックス法になります。
|気を交流させる抱擁
静かな誰にも邪魔されない環境が大切です。
食事の2~3時間後に開始します。
夕方近くか寝る前の時間帯で部屋は薄暗くします。
音楽はゆっくりとしたテンポで落ち着いたものを選びます。
お互いにリラックスして次第に心を落ち着けていきます。
ゆっくりと長いキッスと愛撫を交換し合いますが、
決して欲望に支配された興奮だけではなく
お互いを慈しみ合う気持ちを心にもちます。
相手を優しく愛おしく抱きます。
この愛撫とキスをゆっくりとしたペースで30分以上は楽しんでください。
そしてお互いゆっくりベッドに横になって抱き合います。
女性を腕枕にして優しく抱くか、スプーンが重なるように
後ろから優しく抱きます。
次第にお互いの呼吸を静かに合わせて、精神を同調させていきます。
お互いの生命エネルギーを感じあい、自分の気を相手に流し込み
相手の体中に循環させるイメージを抱きます。
また、相手の生命エネルギーを自分の体に取り込んで体中に
かけ巡らせます。
そしてお互いに瞑想状態に入り込んでいきます。
30分から1時間近い時間をこの平安の場に身をゆだねます。
決して性器の結合を前提とする必要はありません。
お互い深い慈愛と精気に体中が満たされて大きな喜びと
安らぎが生じます。
お互いにリフレッシュされ生きている喜びに溢れてきます。
時々はペニスの挿入を前提としない性の気の交流による
性愛も新鮮なものが楽しめまるはずです。
|気を交流させる挿入
|楽な体位でペニスを挿入
気の交流の抱擁からそのままペニスの挿入に進んでいくことも可能です。
全てはお互いの気持ち、気の流れに任せます。
ペニスを挿入してもオーガズム・射精を
前提としない気の交流(性エネルギーの交換)を行います。
挿入の体位は女性を仰向けにして体の右側をベッドにつけて身を
起こした状態です。
足を絡ませて、男性の左足を女性の足のあいだに入れます。
女性の左足は男性の腰の左に乗せます。
その状態で女性の左腰の下からペニスをゆっくり挿入していきます。
(参照;なまけものの体位)
もしくは横になったバックスタイルでスプーンが重なるような
態勢でお尻を密着させるようにしてペニスを挿入します。
このとき、ペニスにコンドームは装着しないようにします。
ゴム製のコンドームはお互いの気の電気エネルギーの交流を
阻害します。
|ペニスから女性へ気を流し込む
この時決して焦らずに平穏な心持ちで交接します。
ゆっくりペニスを女性の体内に入れて呼吸を整え、
挿入後はそのまましばらくじっと動かない状態でいてください。
お互いに心と呼吸を合わせて同期させていきます。
お互いの性エネルギー、性の気をゆっくりとした波長をイメージして同調させます。
興奮の波は高い状態でオーガズムまではいかない高原状態を維持して
高まる性エネルギーの快楽を楽しみます。
(参照:快楽プラトーセックス)
そしてゆっくり呼吸して、吐く息にわせて女性の体に
ペニスから気を送り込みます。
吐く息に合わせてペニスをバギナにぐいっと押し込んでいきます。
吸気に合わせてペニスを引くようにしながら女性の気を自分の体内に
取り込みます。
相手の性エネルギーの流れを体中で感じてください。
この状態をゆっくり20分くらい継続して行います。
そして交接していること自体忘れてお互いに目をつぶり
瞑想状態に入り込んでいきます。
次第に動きも止まって一瞬、気が遠くなる瞬間が出現する時があります。
その時、お互いの生命エネルギーと魂は一体となります。
|訪れるオーガズム
次第にお互いの性エネルギーの波動が重なり合い
共鳴し合う現象が起きてきます。
そのまま女性は高原状態から一気に
オーガズムに達していくことも多々生じます。
男性は静かにその歓喜を受け止めて大きな慈愛で包みます。
あるときはあなたもオーガズムを迎えて射精に至ることもあります。
すべて自然の流れの中に身を委ねます。
これまで味わったことの快楽と幸福感が訪れます。
オーガズムの後もお互い結合状態を維持してお互いを抱き合います。
ペニスが萎えてもそのまま結合状態を維持しながらお互いの気と
魂が共鳴し合っています。
|心と体の満足
性の気による性愛交接は心と体にくつろぎ感をもたらし、
性的な満足感と愛情の深まりを感じることができます。
これらは東洋的な性愛術であり、西洋的な性器の局所のオーガズム快楽追求とは
次元を異にした、精神的な充足満たしてくれます。
この気による性愛術の習得は多数の女性に快楽と幸福感を
もたらすだけではなく、男性にもその性のエネルギーの波動に身を委ねることで
女性の優れた性エネルギーを取り込むことができます。
男性的な屈強な魂とはちがったしなやかな女性的な魂を取り込むことができるのです。
これが東洋の性愛術の真髄です。
中国の房中術 ( ぼうちゅうじゅつ ) では、セックスのとき女性から気を抜き取る
方法が詳しく解説されてそれが長寿の秘訣とされています。
女性がクライマックスに達したときに気を抜き取るのです。
(参照:気を主体としたセックス)
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