我々は子孫を残し自らのDNAを伝承するために恋のレースを強いられます。
これは精子と卵子の圧倒的な数量の違いからくると言われています。
これは重要と供給の関係を物語っています。
しかし、男子のDNAの生存競争は恋のレースで終わっていないのです。
セックスの射精ののちも実は精子は過酷な競争にさらされるのです。
同じ男性の精子同士はもちろん、他の男性の精子との競争です。
膣内では精子同士の戦争が起きているのです。
概要
|人とはセックスを最大に進化させた生き物
人類の歴史はセックスの歴史です。
人類だけではありません。
生きとし生けるもの全ては自ら遺伝子を継続させるために
その子孫を残すことが最大の使命であり、
そのために命を宿してくるだけでしかありません。
全ての生き物はセックスするために生まれてくるのです。
人に与えられた使命があるとすればDNAを確実に後世に伝えることだけです。
|精子戦争
そして全ての生き物中でもっとも進化を達成した形が人間と言う生き物とすれば、
人類とはセックスを最大に発展させ進化させた生き物と言うことが出来ます。
そしてその進化の過程で人類が作り上げた精子戦争(競争)と
言う生存競争の仕組みがあります。
それは女たちが仕組んだ自らの遺伝子生き残りのための巧妙な仕掛けです。
我々男たちはその巧妙な仕掛けに気づくことなく生殖競争にさらされ、
綿々と性を熱願し惑わされてきました。
しかし近年その隠され続けられた女たちの陰謀が明らかになりつつあります。
|男たちの女性を巡る争い
これまでは男性の生殖における競争は女性を獲得の争いであり、
男たちはそのために自らの力と知恵と美を磨くことに奔走し、
人生のすべての価値を置いてきたはずでした。
男たちは妻と子を養う能力を身につけ、健康を媚びする肉体を磨き、
女性の心を惹きつける為の芸術と音楽を学び、財産と地位を求め続けてきました。
メスを巡る獲得競争は他の動物のオス同士の争いのようにメスとの
セックスを如何に実現できるかが決着ゴールであり、
そのために恋の争いを人類のオスたちも永遠と強いられてきたのでした。
|真の生殖競争
ところが真の生殖のオス同志の競争は実はセックス以前にあるのではなく、
性交の最中もしくは性交の後に繰り広げられているのです。
人類のオスはペニスを挿入すると激しい激しいピストン運動を繰り返します。
その目的は先にバギナに注入された他のオスの精子を描きだすため為に
本能的に行う行為で気持ち良くなることが本来の目的ではりません。
かきだす効率を高める為に人類のペニスは亀頭を太くし雁首を持たせました。
またペニスサイズも異常に巨大化しました。
人類のペニスはゴリラなどに比べたら異常に大きいのですが、
ゴリラは一夫多妻のハーレムを作り競争する相手はセックス以前に打ち負かします。
チンパジーやボノボは人類と同じく体に比べて異常な大きさのペニスを有しますが、
これはこれらが乱交乱婚のセクシュアリテイーを有するからで他なりません。
ペニスは大きければ大きいほど他のオスの精子をかきだす確率は高まります。
決して女性を気持ち良くするために巨大化したのではありません。
(人類のペニスは特殊です:参照)
そして真の争いは女たちの膣と子宮内部で男が射精を果たしたのちにこそ
繰り広げられていきます。
膣内に放たれた精子は受精に向かって他の男たちの精子と激しく争わなくてはならず、
女たちの膣と子宮はその争いに勝ち抜いたもの・精子に卵子に対する
受精の栄誉を与えるというものなのです。
それは実は単なる男たちの精子同士の勝ち抜き戦争だけではないのです。
|女たちも積極関与する精子戦争
その争いに女たちの膣と子宮も積極的に関与して、自らも積極的に精子の
選別を行っているのです。
それは女たちな意識的な行動ではなく女性生殖器の本能的な作動です。
女性は男たちの精子戦争における単なる傍観者ではなく自らも参加行う主催者なのです。
この男性にとって悲惨な戦いを性科学者たちは精子戦争(精子競争)と呼んでいます。
では何故、このような機能機構が我々の人類の性に必要だったのでしょうか?
大きな性の謎です。
それは人類の繁栄の為の大きな生殖戦略の一環でした。
自らの子孫を如何に残すかに関わるセックス機能だったのです。
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