女性は月経周期によって性衝動が激しく変化してゆきます。
それは性ホルモンの周期的な活動によるものです。
月経周期を理解することで女性の口説くポイントやタイミングが分かってくるはずです。
また女性への思いやりを示す絶好のチャンスでもあります。
頭の中にしっかりインプットしておきましょう。
概要
|女性の生理を理解する
我々男子は日常的に女性の生理(月経)に接していますが、
意外とその本質的なところを理解している人は少ないと思います。
そこで改めてかつシンプルに女性の生理(メンス)を頭の中に入れておきましょう。
それのよってより深く女性のセックスが理解できるはずです。
現代の女性は初潮が始まって閉経までのおおよそ450回の月経周期が訪れると言います。
女性はこの悩ましい時期をおおよそ38年間体験するのですが、
我々女性のこの背負っている苦難を多少は理解しておく必要があります。
(参照:月経生理)
|2大ホルモン作用
女性の生理(月経)にはエストロゲンとプロゲステロンという2つの
女性ホルモンが大きく関わっています。
|排卵
生理(月経)が終わると女性は次第にエストロゲン(卵胞ホルモン)
の分泌を増やしていきます。
エストロゲンの最大の役割は「妊娠しやすい状態」にからだを整えることです。
卵巣内で大きくなった卵の排卵を促して、
子宮内膜をフカフカにして受精卵が着床するのを待ちます。
排卵直前の生理開始後14日目前後で分泌のピークを迎えます。
その後次第に濃度を低下させていきます。
(参照:排卵時前後の女性の性欲)
排卵された卵子は輸卵管を通って子宮に向かいます。
その間、1~4日間位かかりますが、この期間女性は受胎する
能力を有し、通常妊娠する可能性が高くなります。
しかし、受精が起こらないと卵子は48時間くらいで死んでしまいます。
|プロゲステロンの登場
排卵後、今度は卵巣からはプロゲステロン(黄体ホルモン)が
分泌されてきます。
生理開始後21日目くらいでピークを迎えます。
プロゲステロンは子宮の内壁に厚く栄養に富んだ細胞内層を
作り上げます。
この内装には豊富な血液が供給されます。
これはもし卵子が受精した場合、胎盤が形成されるまでの間の
揺り籠的な役割をします。
|月経現象
そして10日間位の間に受精が起こらないとエストロゲンと
プロゲステロンの分泌は止んできてこれらのホルモンの撤退によって
内壁は子宮から離脱してしまいます。
この離脱期間は4~7日間続きます。
そしてこの離脱した内壁は子宮頸部を通して子宮の外へ、
さらにバギナを通して血まみれの月経として体外へ排出されます。
これが月経現象です。
|月経血
生理の時出てくる出血は月経血といわれていますが、
血液は40%程度です。
血液以外の大半を占めているのが子宮から沁み出す組織液といわれる体液です。
それ以外は子宮内膜の壊れた組織片、膣の細胞や分泌液などです。
一回の生理で出てくる月経血は人によってまちまちですが
50cc~250cc程度になります。
出血の量は初日は少しの量で2~3日目が最大になり、
それから段々減っていきます。
また月経の期間は人によってこれもまちまちで本の2~3日で終わる人もいます。
|月経痛(生理痛)
生理中は大なり小なり女性は下腹部に痛みを覚える人が多いようです。
また腰が痛かったり下半身が痛かったりする人もいます。
月経痛のひどい人は動くこともできず学校や仕事を休まざるを得なく、
我々男子には想像が出来ない痛みといいます。
女性はあまり男子にはこの症状を訴えること少なく男性側が
思いやりをもって理解してあげる必要があります。
デートなどの気分が悪いというドタキャンなども女性ははっきり言いませんが
きつい生理痛を患っていることによる可能性が高いようです。
|生理痛の原因
月経痛の原因はプロスタグラジンという子宮を収縮させる物質にあるとされています。
生理が始まるとプロスタグラジンが分泌されて
経血を排出するために子宮を収縮させたり、子宮の血液量や循環を
減少させたりします。
収縮が強い場合はキリキリとした痛みになり、
血管を収縮する作用は腰痛やだるさ、体の冷えを引き起こさせます。
胃腸にも影響して下痢や吐き気にもなります。
陣痛の痛みも出産時のこの物質による収縮作用によります。
このプロスタグラジンが多い女性は生理痛になりやすいということが分かっています。
生理痛はまだホルモンが安定していない10代後半から20代前半の女性に多く見られます。
若い女性と付き合う場合はこの辺も考慮ください。
特に若い女性は生理への嫌悪感から精神的な要因で生理痛になるとも言われています。
この場合は年齢とともに回数を重ねると月経への慣れから次第に安定してきます。
男性にはわからない現象です。
|月経血で穴が塞がらないのか??
この月経血の不思議は月経血はオマンコの穴を塞がないということです。
普通の血液は固まりますが、月経血は固まらず流れ出ます。
膣内で固まって塞がることがないということです。
これは生理になると血液を固める酵素のフィブリンという物質を
溶かして働かないようにするからです。
|月経時特有の女性の心的症状
月経直前や月経中の女性は一種の閉経状況と同じ現象を
引き起こします。
PMS(月経前症候群)と言われる我ら男子には恐怖の症状が
現れることがあります。
詳細はエストロゲンと月経周期をご覧ください。
月経直前からは男性ホルモンのテストステロン比率が高まり、
この期間中は女性はむしろ男性ホルモンのテストステロンの支配下に
あります。
これによって女性は攻撃的になったり、性欲が増大したりします。