男性なら自分のペニスの性感をよくご存じのはずです。
マスタベーションや実際のセックスやフェラチオ、風俗でのサービスで
どこが自分の性感スポットかこれまでしっかり会得しているはずですが、
ここで改めてペニスの性感帯を整理しておきましょう。
どこがどのようにされると感じるのか?
どこを刺激したらもっと気持ちいのか?
最高のフィニッシュを得れるのか?
を知ることはより質の高いセックスには不可欠です。
更にはそしてどこがあまり感じないのかを、
どこを使えば長時間のセックスができるのか、
極まった射精感を抑えることが出来るのかを
知っておくことも女性を喜ばせてあげるうえでも大切です。
概要
|ペニスの基本構造
ペニスの構造はこれまで学んだように
- 陰茎海綿体
- 尿道海綿体
- 包皮
の3つのパーツに大きく分けて考えることが出来ます。
陰茎海綿体はペニスの竿の上部にあたり、勃起すると固くなります。
尿道海綿体はペニスの下部であり尿道を包み込む部分です。
そしてこの尿道海綿体は陰茎海綿体に被さるようにして亀頭を形成しています。
包皮は2重構造になっていて伸ばすことで反転して内皮が現れます。
そしてこの包皮は陰茎小体という陰茎の亀頭の裏側と包皮との間を
橋渡し状につないでいる筋状の組織で所謂「裏スジ」と呼ばれることがよくあります。
裏スジはペニスの下の陰嚢まで伸びる縫い目を指すこともあります。
これが大まかなペニスの構造です。
(参照:ペニスの構造を知る)
|ペニスの性感神経
ペニスの性感構造は大きくとらえると以下のようになります。
|陰茎海綿体
このペニスの上部の海綿体組織にはパチニ小体という感覚受容体が多く存在します。
パチニ小体は振動や圧力に反応する感覚神経です。
特に不規則な刺激やギザギザ状に動かされた時に敏感で安定的に加えられる圧力では
余り反応しません。
例えばオナニーしている時などに包皮を亀頭にかぶせたり剥いたりするときには
亀頭の段差での刺激の不連続な強弱が快感を生み出しています。
またペニスの竿の上部の部分を不連続に握って圧力を加えるとペニスは反応し、
勃起は強まりますが、
ただ単にずっと握ったままではやがてペニスは反応することはなくなり
萎えていくような現象です。
このペニスの上部の陰茎海綿体への効果的な刺激は主に圧力です。
女性にペニスをニギニギされると感じるのはこの為です。
その感度はペニス先端部が強く根元に行くほど弱まりますが
握られと感じるのは上半分の亀頭までの部分になるでしょうか・・・。
|尿道海綿体
尿道海綿体は裏スジや亀頭部分になります。
また尿道周辺を取り囲むように存在し、会陰から肛門部に繋がっています。
射精時にはこの海綿体筋肉が0.8秒感覚で痙攣することで爆発的な快楽が発生させます。
ちょうど精液が尿道を駆け抜けるに合わせて快感が生じるために
精液が尿道を擦る刺激のように思えますが、
実は海綿体筋肉の収縮に伴う快感です。
亀頭及び亀頭周辺はマイスナー小体と言われる感覚受容体が主体になって
刺激を感じています。
マイスナー小体は皮膚直下に存在し触覚刺激に反応する神経です。
軽いタッチや皮膚の接触を気持ちいいと感じるのです。
特に亀頭自体とカリ首部分に多く存在します。
極めて敏感で接触対象の微細な動きも察知することが出来ます。
マイスナー小体は個人によっても大きな差異が見られ、
また年齢とともに減少していきます。
つまりペニスの感度は個人差が大きくあり、年を取ると鈍感になっていきます。
若いころは早漏でも年齢とともに長く持つようになるのはこの為です。
|包皮
多くの人は余り意識していませんが
実は陰茎包皮も大きな性感帯になっています。
女性ではクリトリス包皮となっています。
包皮の内側にはマイスナー小体が集中的に存在しています。
包皮は二重構造で特に勃起して反転して伸びきって
内皮がさらけ出されたカリ首下あたりの包皮部分は極めて敏感で
気持ちがいいものです。
舐められたりするともうたまりません。
裏スジ(陰茎小体)近くのブツブツ(包皮腺・タイソン腺)のあたりの皮膚も
極めて敏感です。
*包皮腺(タイソン腺Tyson’s glands)は解剖学的には、皮脂腺で、「恥垢(ちこう」という包皮のアカを分泌します。みなさんのチンアカの生まれるところです。
包茎治療や包皮腺を除去する整形を受ける人たちは
これらの治療は包皮をカットすることになります。
つまり性感帯の一部を取ってしまうので感度は落ちてしまいます。
従って包茎手術は安易に乗らないようにしてください。
しっかりこの性感帯を残すような形成外科を選ぶことが大切です。
余談ですが・・・。
次にそれぞれのペニスの性感帯を見てゆきます。
と解説します。