かり首とは亀頭と陰茎の竿の部分との境のクビレ、段差のことです。
亀頭溝または亀頭冠とも言いますが、カリなどと一般的には呼ばれています。
亀頭は尿道海綿体の一部であり、陰茎海綿体に被さった状態にありますので
かり首は陰茎海綿体(硬くなる竿の上部)との境になっています。
極めて性感度の強いパーツになっています。
男の快楽の源泉の一つでもあります。
概要
|かり首の発達は男の象徴
かり首の段差の大きな「かり高」といわれるエラを張った亀頭のペニスは
上物として男達の憧れです。
実際に同じペニスでも血液が大量に流れ込み充分に勃起したペニスは
亀頭のエラが肥大してかり首の段差も大きくなります。
若くて精力にあふれたペニスの姿です。
男たちはこのエラ張ペニスを手に入れるために整形などを施したり、
以前は刑務所などで自分で
プラスチックの球を埋め込んだといわれています。
|かり首の役割
では実際にエラ首の発達したペニスはどのような性的な効果があるのでしょうか?
そもそもこの亀頭やカリ首の役割は何のでしょうか?
肥大した亀頭は人類固有の特徴であり
我々がまだサルに近かった乱交時代の産物と言われています。
亀頭は自分が交尾する前の他のオスの精子を掻き出すために
肥大化したといわれています。
つまり亀頭が大きなオスほど他のオスの精子を掻き出すことが可能で
自分の子孫を残す確率が高くなるのです。
一夫一妻制となった現在もその名残が我々の亀頭であり、
男たちはその過去の記憶からより肥大化した亀頭にこだわるのです。
かり首は掻き出すポンプの棒の一部なのです。
ある実験では女性の膣内の残留物はピストン運動によって
90%以上は掻き出されるそうです。
勿論より大きな亀頭ほどその確率は高まります。
そこに生物学的な価値があるのです。
|かり首の快感との関係
ペニス亀頭の役割を充分担わせるために自然はかり首に
快感装置を備えて掻き出す行為を推奨しました。
つまりかり首は掻き出すときに段差の部分がより多くの快感を得るように出来ています。
男たちは気持ちの良さを求めて一生懸命ペニスの出し入れを繰り返すのです。
亀頭はそもそも他の皮膚よりは薄く非常に刺激が伝わりやすくできています。
亀頭部分の皮膚下には感覚受容器が性行為の摩擦刺激には非常に敏感です。
くびれの部分ではペニスを抜くときにバギナの入り口の狭い筋肉部分にこすれて
大きな快感を生み出します。
女性も掻き出されるときには丁度カリ首がGスポットを刺激して
大きな快感へとつながります。
女性がペニスを入れるときよりもペニスを抜くときにより快感を覚えるのは
この為です。
実際のペニスの出し入れする際には是非、入れるときよりも
抜くときを意識してみてください。
多くの人は入れるときには力を込めますが
実はペニスを抜くときがより大切なのです。
女性にとってより多くの快感を生み出しますが、
男性にも抜くときの気持ちの良さは捨てがたいものがあります。
セックスの秘儀に柔入剛出なる技も古より伝わっています。
|もう一つの亀頭・かり首の役割
亀頭やカリ首にはもう一つの役割があります。
より皮膚も薄く敏感にできているのは勃起の維持があります。
しっかり性的な刺激を受け入れることでより勃起を維持して
更には膣奥にペニスを挿入してその刺激で射精するに至ります。
また亀頭部分が皮膚が薄く柔らかくできているのは性行為の際のクッションとなって
女性器を傷つけない役割も持っています。
亀頭が繊細で過敏であることは非常に意味のある事なのです。
亀頭やカリ首が過敏であることで早漏の大きな原因にもなっていますが、
微妙な境界で我々男子はセックスに励んでいるのです。
早漏である要因は自分の快楽を増幅して女性器を守ることとの裏腹なのです。
男は辛いのです。
でも安心してください。
この亀頭部分の性感神経は経験と年齢を重ねることで次第に減少することが
知られています。
次第に早漏も収まって長い挿入が可能となるのです。
年配の人のセックスは長くなるのはこの為です。
|かり首の段差が生み出す振動の快感
カリ首は摩擦によるマイスナー小体の生み出す接触感覚だけでなく
ペニスの出し入れ時に起こるカリ首の段差で生じる振動も快感を生み出します。
段差で生じる振動は硬くなったペニス上部の陰茎海綿体のパチニ小体に伝わります。
パチニ小体は圧力や振動に反応する感覚受容体です。
この硬くなったペニス芯棒の先端奥から湧き出てくるような快感は最上の味わいです。
男たちは一生懸命この刺激を増幅させるべく激しくピストン運動を行います。
このとき女性のバギナ入り口が狭ければ狭いほど伝わる振動も大きくなり
快感度も高くなります。
射精をするフィニッシュ時には非常に有効ですが、
長く持たせるセックスにはこの快感を求めすぎることは
ペニス挿入が短時間に終わってしまい女性は決して満足してくれないことを
覚えておいてください。
フェラチオやマスタべーションなどでもこのかり首の段差は大きな快感を
発生させています。
ペニス愛撫や挿入では段差振動を加えることで
単純な摩擦による快感よりはより甘美な快感を与えてくれるのです。
特にカリ首は包皮と摩擦刺激の組み合わせでより快感を高めています。
包皮はより摩擦刺激に敏感であり、カリ首は振動刺激を生み出して
複合的な快感を生み出してくれています。
この複合刺激こそより上等な快感を生み出すには最高のポイントになります。
大きな喜びのためには意識的なペニス刺激を心がけてください。
|ペニス持続のためのカリ首刺激法
ペニスを長く持たせるためには之とは逆の発想を行います。
出来る限り、カリ首への抜きの摩擦刺激や段差振動を与えないことです。
ゆっくり挿入してゆっくり抜いてあげるのです。
それでも女性にとっては快感です。
ペニスがバギナに入り込むことだけでもバギナが膨張する快感は大きな喜びです。
ペニスが抜けてゆくときにバギナやバギナ入り口が収縮するときにも快感が走ります。
またペニスを深く挿入したままでも女性は非常に感じていることは忘れないでください。
何も激しい出し入れだけが女性の快感を生み出すのではないのです。
ペニスとバギナが深く合体している充実感も女性には大きな喜びです。
そしていざ果てるときに有効にカリ首を使ってGスポットやバギナ入り口を
刺激してあげてください。
焦らずゆっくりと落ち着いて・・・。