勃起不全や性欲不全の原因はコルチゾールという
ストレスホルモンです。
コルチゾールは我我の生存を維持するための重要な生理物質ですが、
過剰な作用は我々のセックスに多大なマイナスになってしまいます。
コルチゾールの適切なコントロールこそいかなる時も
セックスをエンジョイするためには重要です。
概要
|ストレスホルモン・コルチゾール
コルチゾールはアドレナリンと同じく人がストレスを受けると
副腎より分泌されるストレスホルモンです。
忙しかったり身体的な危機や精神的な抑圧などで大量に分泌されます。
また、コルチゾールが多いと人間はストレスを感じます。
コルチゾールは危険に対抗するために血糖値と血圧を上昇させます。
痛みを抑えたり食欲を増進させたりする効果があります。
と同時に活性酸素も増加させます。
活性酸素は細菌などの外敵を攻撃しますが、
過剰な増加はDNAを傷つけ体をさびさせてしまいます。
これらはすべて闘争態勢および逃避態勢を整える反応です。
|適度のストレスでセックス力は上昇
一時的なストレスではコルチゾールの上昇とともに
同時にDHEAが上昇します。
DHEAはホルモンの母と呼ばれています。
女性ホルモンや男性ホルモンの元になっています。
DHEAは急激に上昇したコルチゾールを抑えて
身体を平常に戻そうとする役割があります。
適切なストレスでのコルチゾール上昇は性ホルモンも高めて
性的な興奮も高まります。
|継続的ストレスで勃起やオーガズム抑制
しかし、ストレスが継続的な場合や極度に強い場合には
コルチゾールは上昇しっぱなしで逆にDHEAは下がり、
免疫力が低下して病気になりやすいという弊害が生じます。
性的な興奮を抑えてしまいます。
コルチゾールは酸化ホルモンであり、DHEAは抗酸化ホルモンになります。
両者がバランスよく働くことが大切です。
(参照:DHEA性感ホルモン)
極度の緊張や興奮は人は防衛的に血管を収縮させて
ペニスの海綿体の血流を阻害して勃起不全(ED)になります。
慢性的なストレスではDHEAの低下によって男性ホルモンや
女性ホルモンが製造されなくなり性欲低下やオーガズムも起きにくくなります。
|うつ病や肥満、記憶力低下の原因
さらにストレスが長引くと副腎に障害が起き、
コルチゾールの分泌も阻害されてうつ病などを引き起こします。
コルチゾールは危機に備えるために体に対して脂肪を蓄える指令を出します。
ストレス太りはこれによります。
またコルチゾールは記憶力の低下を招きます。
これは嫌なことを人に忘れさせ精神的なダメージを減らすためでもあります。
|性欲と勃起力を取り戻す
その為には日ごろからコルチゾール濃度を下げるように努力しましょう。
出来るだけストレスを受けないような心と体を作ります。
またストレスは意識的に避けることも大切です。
緊張や興奮はしないように平常心でいます。
仕事などもあまり根を詰めず楽しく生きることが大切です。
(参照:精神的な勃起不全解消)
女性にもあまり入れ込まず緊張しないことです。
あまり女性に惚れ込んで会うだけで緊張するといざという時には
ペニスが立たないという悲惨な結果に終わります。
美人を口説いてせっかくホテルに連れ込んでもオチンチンが
立たないという現象はこのためです。
出来るだけ交感神経が活性化されないように
そして副交感神経が優位な状態を日頃から保つように努力します。
その為には腹式呼吸の訓練や指回し運動などを行うと副交感神経が
活性化されます。
日々性の鍛錬を行って自分のセックスに自信を持つことも大切です。
(参照:性の鍛錬)
|セックスはストレス解消する
ストレスはセックス障害になりますが、
逆に日々定期的なセックスはストレス解消にもつながります。
セックスは幸せホルモンのオキシトシンを分泌させて幸福感を感じ、
人癒します。
そしてストレスホルモンのコルチゾールを抑制することが知られています。
性欲をなくしてペニスが勃起しなくなる前に、すこし気だるく感じても
積極的にセックスしましょう!!
セックスこそがストレス解消に一番の妙薬なのです。