精力増強に効果的と言われるDHEAですが、
海外では普通にサプリとして利用されています。
残念ながら日本では薬剤扱いで医師の指導でしか利用できません。
海外旅行や個人輸入で簡単に手に入るので精力減退や性欲の低下に悩む人は
一考の価値があります。
概要
|ホルモンの母・DHEA
DHEAは南米の山芋から発見された成分で、
日本の自然薯(じねんじょ)にも似た成分が含まれています。
自然薯(じねんじょ)は日本では精力増強にいいものとして
珍重されてきました。
DHEAはデヒドロエピアンドロステロンという性ホルモンになり、
男性ホルモンとしてテストステロンの5%程度の活性をしめします。
また男女とも体内で生成されてそれぞれエストロゲンやテストステロンなどの性ホルモンに
転換されていくホルモン前駆体になります。
そのために「ホルモンの母」ともいれています。
海外ではサプリメントとして認可されていて「若がえりホルモン」としても
人気があります。
日本では医薬品に指定されていて使用には医師や薬剤所の指導が必要です。
しかし、個人輸入で海外から食品として購入している人も多くいます。
DHEAは男性ホルモンの一種であるため性感や性欲の向上に大きくかかわり、
「性欲・性感ホルモン」とも言われています。
男性のアンドロゲン(男性ホルモン)の40%はこのDHEAになると言われています。
詳細はDHEAの章を参照ください。
|DHEAの効能
DHEAは下記のグラフのように年齢とともに大きな変動を示します。
海外のHPよりhttp://twistcream.com/
そのために海外では食品として認可されているために積極的に摂取され
「若返りのホルモン」「ダイエットによい」「うつによい」
「筋肉をつける」「免疫によい」などのセールスアピールがされています。
具体的には以下のような性的な効能が期待できるとされています。
- 性欲の向上
- 性感の向上
- ED(勃起不全)に対する効果
- 更年期障害に対する効果
- 卵巣機能の向上と不妊治療
基本的には男性ホルモンですので筋肉も増加します。
それによって脂肪燃焼効果がありダイエットの効果があるとされています。
ただしスポーツ選手はドーピング検査にひっかります。
|DHEAの副作用
日本では医薬品に指定されていてその飲用には注意が必要とされています。
報告されている副作用は以下の通りです。
- 倦怠感や鼻づまり、頭痛
- 頻脈、不整脈、動悸、不眠、興奮
- にきび、脱毛、多毛(顔、脚など)
また短期の適切な摂取は安全性は確保されるが、
長期間に摂取もしくは大量の摂取では
前立腺がん、乳がんなどホルモン感受性のがんのリスクが高まるとされています。
そのために以下の疾患のあるかたは控えるように注意が促されています。
- 糖尿病
- 高コレステロール血症
- 甲状腺異常、その他の内分泌異常
- 前立腺がん、乳がん、子宮体がん
- 心疾患
- 血液凝固異常
- 肝機能障害
- 高血圧
|DHEA飲用の留意店
DHEAは男性ホルモンの一種でもあり、
また女性においてはエストロゲンへの前駆体であるために
性ホルモンとして作用があらわれます。
ペニスの機能改善は期待でき、同じ構造のクリトリスも活性化されると考えられます。
そのために男女とも性欲性感増強効果が見られます。
しかし、女性においては男性化も起こってきます。
にきびや多毛は男性ホルモン効果です。
また妊娠中、授乳中の摂取は危険性が示唆されています。
DHEAを海外から取り寄せてあまり効果がなかったとの報告もありますが、
男性ホルモンの活性がテストステロンの5%程度ですので
ホルモン系精力剤(メチルテストステロン)のような劇的な効果は期待できません。
あくまでも栄養補充剤的な感覚が必要です。
また海外品は10%くらいの商品にDHEAを含有していないとの調査結果もありますので
ご注意ください。
現在、日本製のDHEA剤は見受けられないようです。
DHEAは海外では食品指定ですがこれに安心しての大量摂取は控えたほうが賢明です。
おすすめは年配の性ホルモンが低下してきた人が
あくまでも適量をじっくり服用することです。
特に男性は30歳以下、女性は35歳以下は摂取は控えるべきとの見解もあります。
|DHEAのまとめ
- DHEAは男性ホルモンの一つで、性ホルモンの原料です。
- その効果はテストステロンの5%程度です
- 男性ではDHEAはテストステロン、女性ではエストロゲンに変化する
- その為、性ホルモンの母とも言われる
- DHEAの摂取によって男性機能の回復と性感が向上する
- 女性はクリトリスが活性化されて快感が増す
- 女性は大量の摂取で男性化する恐れがある
- 男性も副作用のリスクがあるために大量摂取は控える