現代の男女の別離の理由として性格の不一致がトップにあげられます。
性格の不一致とは性の不一致を意味します。
性の不一致とはオーガズムの不一致のでもあり、オーガズム不在でもあります。
男と女がともにオーガズムを共有できないことに
別れの要因があるのです。
概要
|男と女のオーガズム不一致問題
しかしそもそも何故人類の男と女はセックスの際に
オーガズムを同時に迎えないのでしょうか?
女性は性的な興奮な刺激受け始めてオーガズムに達するまでに
20分程度が必要とされ、男性は数分でオーガズムに達します。
女性は性器が温まって全開になるまで時間がかかり、一端作動し始めると
興奮は終わりなく続きます。
男性は一気に作動しそしてピークに達してエンジンは止まります。
この時間差が男と女のすれ違いの根本的な原因と思われます。
人類進化過程の中でこのオーガズムのタイミングが一致するように
遺伝子を変更しさえすれば人類の男と女はもっと幸せに仲良く
過ごせたのではないかとついつい考えてしまいます。
|乱婚からくる人類のセクシュアリテイー
これまで女性のオーガズムが果てしなく続いていくことは
人類が元々乱交乱婚であるからと推測してきました。
そして他の哺乳類や霊長類に比べて異常に長いセックスも
いろいろ考えてきました。
(参照:女の終わりなきオーガズム)
(参照:人の長時間セックスの理由)
女性がオーガズムに時間をようすることは
自己防衛のためとも推測することができます。
また、女性のオーガズムの2重構造でも
女性の性的なウオーミングアップの長さを
考えています。
|男と女の時差の疑問
しかし、それでも男と女はオーガズムを一致させるべきだったのでは
ないかという疑問は消えません。
男は基本的には早漏です。
その早漏をホルモンの絶妙な調整で長時間の性交を
可能としても良かったはずです。
事実、人類はあらゆる面でホルモンの活性の最適な活用を
行っています。
|男の早漏理由の仮説
男性は生殖にかかわる妊娠子育てのリスクは少なく
そのために男性の性衝動の仕組みはシンプル単純です。
気持ちよく数多く射精すればいいのです。
そのために男性はセックスは回数を基本としています。
長く持たせてエネルギーを使う必要はなく、必要なことは如何に多くの精子を
多くの女に播くことです。
採集狩猟時期の乱交時代は多くのメスと素早く交接して
また別のメスと交尾するということがオスに掛けられた課題です。
その際、回復力が一番の問題になりますが、
哺乳類のオスは相手が変われば幾度でも性交が可能になります。
人間の男性も同じです。(参照;クーリッジ効果)
また男性は一端射精してしまえば急速にその相手への興味を
失って別の行動や作業を始めようとします。
これはプロラクチンというホルモンの作用で知られ、
捕食者や他の男の個体とかち合わないようにソコクサと退散する
行動に出ると言われています。(参照:賢者タイム)
狩猟採取の乱交時代には合理的な行動と言えます。
これらの名残が現代の男性の共通の悩みの早漏に
つながっていると推測されるのです。