人類はいつでもセックスを行い常に発情しているような状態です。
発情期とは受精が可能な時期をいいますが、
他の動物はその発情期をメスはオスに知らせます。
しかし、人間の女性はそれを明確に男性に示すことはありません。
概要
|人類だけが発情期が分からない
人類は他の生き物や哺乳類と比較して大きな謎がもう一つあります。
女性がいつ妊娠するかが分からないことです。
いつ排卵がおこり女性が発情しているかサインがないのです。
排卵の隠ぺいです。
そんなはずはないと言いう方も多いでしょう。
つまり生理後何日が危険日だとか遊んでいる男性は妊娠を警戒していますが、
実はこれは妊娠するかもしれない可能性が高いだけの話で、
女性はその日に必ず排卵するわけではないのです。
するかしないか分からないし、日にちもかなりずれることも多いのです。
それが女性自身にも分からないのです。
子供の欲しいご夫婦は体温を計ったりして排卵日を必死に割り出そうとしています。
つまり他の動物などでは妊娠可能な時期がフェロモンや匂い、外見でわかるのですが、
人類は匂いや見た目などの物理的な要素では判断できないのです。
|人類だけの不思議な現象
実はこれは実に奇妙な現象です。
他の生き物は生殖の時期にはメスからサイン(フェロモン)が出て、
もしくはお互い同調して殆ど100%の確率で受精します。
チンパジーなどではメスは匂いのほかバギナが赤く腫れあがってオスに発情を知らせます。
それは出来るだけ妊娠の確率を高めることが目的と考えられます。
メスのサインでオスも欲情してセックスに至ります。
発情期以外には他の動物などでは余りセックスをしないのが通常です。
ピグミーチンパジーのボノボは排卵期外にあいさつとしてセックスをすることが
知られていますが、ただし主たる交尾期がありそれは即ち排卵期に当たります。
しかし、人間はメスはオスに発情期を知らせることはありません。
我々男性は何となく月経は分かっても妊娠可能な排卵の時期は知ることが出来ません。
実は女性そのもの分からないのです。
そのため何とか式の方法で体温などをはかり排卵時期を知ろうとしています。
これは遺伝子が仕掛けた人類特有の生殖戦略なのです。
|何故、排卵期を隠しているのか?
これは何を意味しているのでしょうか?
女性は完全に排卵時期を男性に隠しているのです。
人類は妊娠の為に排卵時期をお互いに確実に知る仕組みを
持っていないという事を意味しています。
それは何故なのでしょうか?
確実な妊娠期を知らずしてそれでも何故人類は地球上でこれほどまでに
爆発的に人口を増やすことが出来たのでしょうか?
ミステリーです。
そこには進化の何らかの意図があるはずです。
|セックスをやり続けなくてはならない人類??
人類はそれによって排卵期以外にも多くのセックスをすることになってしまいます。
常に可能性を求めて男性は女性にセックスを仕掛けなくてはなりません。
人類は生理中でもセックスし、妊娠中でも女性が閉経してからもセックスします。
昼も夜も季節を問わずいつでも世の男と女たちはセックスしています。
実に子供を作るという生殖の目的を達成するためには
恐ろしいくらいの無駄なセックスをしていることになります。
その費やすカロリーと時間の無駄は膨大です。
(*女性が排卵期以外や生理中でも男性の求めに応じてセックスするのは
男性が他の子供を産めそうな女性に走らないようにするためと言い、
女性が閉経してからもセックスを求めるのは
男性に既に生殖的な役立たずとして捨てられない為と言います)
この大きな無駄が実は人類の大繁栄の原動力になったようです。
人の遺伝子が他の生き物と違った戦略を取ったことは
人類を特別に秀でた存在に仕立てていったのです。
そこには計り知れないメリットがありました。
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