女性たちの大きな関心事、そして求めて止まないオーガズムは
そもそも女性にはひつようありませんでした。
では何故あれほどまでに深い快感を神は与えたもうたか?
生物学者たちの大きな謎でもあります。
無用なのに喜びは大きいのです。
女たちには子供を生む苦痛の代償として与えられたものなのか?
どうやら人類はっての為にはこの無用であったオーガズムが大きな役割を果たしたようです。
概要
|女にはオーガズムは不要という説
これまで女性のオーガズムに関して
その不思議に対していろいろと検証してきました。
(*詳細はオーガズムのタグでご覧下さい)
長い間封印されてきた女性のオーガズムはようやく研究対象になり
性科学者はその神秘に近年真剣に向き合ってきています。
しかし、定説はまだしっかり確立はされてないのが現状です。
その中に一つの仮説があります。
そもそも女性には生殖上オーガズムは必要でないし、なかったのだ!
という考えです。
女性のオーガズムは生殖的には全く無駄であり
あるのはたまたまの進化のおまけという人類学者の説です。
|男性には必要であったオーガズム
男性のオーガズムは精子を女性子宮内に放出するには大きな意味を持っています。
オーガズムとは筋肉の0.8秒間隔の痙攣と収縮による快感です。
(参照:オーガズム)
このペニスの海綿体筋肉の収縮は精子の放出には必要不可欠なものです。
受精という確立を高めるには進化上重要な役割を担ってきました。
それは多くの生物に共通しています。
更には人類のオスには受精の確率を高める為には
頻繁な性交を促す必要が生物学的には必要でした。
その為に射精に伴う快楽の報酬を進化の法則は与えたものと考えられます。
オスたちに快楽を求めて何度もそして数多くのメスとセックスを
繰り返す欲求を強めたのは進化の見えざる大きな意志なのです。
|女性の妊娠にはオーガズムは不要
男性の快感のアクメの必然性に比べて実は女性には生殖上は
オーガズムは必要ありません。
妊娠にはオーガズムは必須でないからです。
多くの動物のメスたちに性の快楽は認められても
オーガズム的な快感の絶頂という現象は明確に確認はできていません。
一部の類人猿ボノボなどのメスたちにオーガズムに近いものは確認できていますが、
人類のように忘我し恍惚感に長時間浸るようなものではありません。
他の動物たちは短い時間にノーオーガズムで若干の快感を伴うセックスを
多数繰り返すだけで生殖は全うされています。
人類でも妊娠においてはオーガズムなくても充分妊娠出来ることは御存じの通りです。
人類に生殖の進化論から見ると男性にはオーガズムは
必須でも女性にはオーガズムは全く意味をなしていないということなのです。
従ってそこに女性がオーガズムになかなか達しない所以があます。
事実、生涯オーガズムを知らないままに子供を産み育てていく女性も数多いのです。
|たまたまのオーガズム
しかしまた数多くの女性はオーガズムの快楽を
味わい性を享楽していることも事実です。
女性のオーガズムの快楽は進化の過程での偶然の産物であり、
必然性はそこには見い出せないと人類学者は唱えます。
女性の多くのオーガズムの源泉はクリトリスです。
クリトリスはペニス形成の為の付録のようなもであり、
言わば男性における乳首と同類で進化における忘れものであると言います。
人類の雄がテストステロンを強めてペニス機能を高め繁栄してきた余禄で
忘れものであるクリトリスも感度が増強されて
女性もオーガズムを体験できるようになったと唱えています。
たまたまペニスの原型が女性の体を形成するプロセスで
収まる場所がなく今のクリトリスになっただけで
女性のオーガズムもたまたまであるといいます。
(参照:クリトリスの謎)
すなわち付録のオーガズム故に全ての女性は最初から
オーガズムを感じる生殖プログラムは存在せず、
開発されて初めて感受性を獲得して形質といいます。
オーガズムを感じる女性はむしろたまたまであり、幸運であると。
女性全員がオーガズムを全て感じることはなくのは、
また感じるまでに時間を要する理由はそこにあると主張する説です。
|オーガズムを娯楽として追求した人類
クリトリスの配置もその為に進化の神は充分な配慮をしていないと言います。
正常位などでの性交によってきっちりと刺激されるような構造になっていません。
挿入されるペニスから離れすぎています。
この説では女性のオーガズムはそもそも進化の摂理からははみ出したもので
自然なものではないのです。
その為に男性はその刺激のための努力を要求され、
必然ではないがゆえにそこに技術と
深い男女のコミュニケーションが生まれたのかもしれません。
それが男女間の愛の始まりかもしれません。
人類はお互いがオーガズムによって共鳴共感する技術を編み出して
絆を深めて種の繁栄へとつなげることが出来たといいます。
オーガズムが女性には必然ではなかったこと、
たまたまの進化の副産物だったことが幸いし、
人類はオーガズムを弄ぶこと、一つの娯楽ツールとして活用が出来たのです。
男たちの女性のオーガズム追求エネルギーこそがすべての文化文明の
源泉になったと言えるかもしれません。
(参照:オーガズムの謎)
この説によれば女性の無オーガズムは身体的神経的疾患でもなくむしろ正常であり、
女性も男性も自分を責める必要ないと主張します。
女性のオーガズムは男たちが発見し開発した男たちが楽しむための
道楽と言えるかもしれません。