子宮オーガズムの開発では、子宮への刺激は、通常、膣腔にせり出している子宮頚部(ポルチオ)を介して行います。これを、一般的にはポルチオ開発と呼んでいます。
ポルチオは膣奥に位置し、指を伸ばして挿入して何とか指先で確認できます。ペニス挿入時では、グイっと膣奥に押し込むことでペニス亀頭はポルチオを捉えることが出来ますが、亀頭自体その感触をしっかり把握するには感覚的に鈍感です。明確な確認は触覚神経が集中する指先で行います。
概要
ポルチオの確認
女性によってポルチオの感触は多少違ってきます。また、興奮状態や生理の状況によっても大きく違ってきます。大きさは大体、ウズラの卵サイズです。膣腔に子宮口が巻貝のように開き、その周辺は軟骨の感触のようにゴリゴリしていますが、その感触も女性によって違ってきます。同じ女性でも生理前や生理後、排卵日などの体調によっても違ってきます。
このポルチオは興奮時に大きく、膣内にせり出し、高い興奮時はまた引っ込み、オーガズム時には再度、せり出して痙攣します。その為に、タイミングによってははっきり確認できるときとできない時があります。また、女性によっては膣腔に子宮口が開いている程度の人もいます。
ポルチオはまるで口をもった鎌首のようにせり出していますが、首の部位は柔らかな感触で、上部より下部が長くなっています。上部はAスポットとなり、下部はKスポットと呼ばれていますが、Kスポットは奥深い構造になっていて、体位によっては先端まで指が届きません。
ポルチオ愛撫法
ポルチオ愛撫刺激は下記の方法で行います。
- ペニス
- 指先
- アダルトグッズ
主体はペニスを中心に行います。指先もかなり、有効ですが、準主役といった具合です。アダルトグッズは補助的に使います。割合としては、ペニス5、指先3、アダルトグッズ2位がいいかと思います。
指先ポルチオ刺激
開発の初めは、指先でポルチオを刺激して、興奮を高めることです。勿論、指先を膣奥に挿入するまでに、充分な愛撫刺激を加えて女性のバギナを発情させておく必要があります。女性の膣内が充分、潤った状態で、もしくはローションやベビーオイルで指先を潤滑にした状態で指の挿入は行います。
ポルチオへの刺激は揺する刺激と振動刺激が中心になります。
揺する刺激
女性が仰向けM字開脚状態で行います。膝を折り曲げた赤ちゃんポーズになってもらってください。膣奥が浅くなり、より刺激が楽に行えます。手のひらを上に向けた状態で、中指と薬指をポルチオの下部に忍ばせます。ヌルっとしたまるで貝類の身のような柔らかな感触です。
このヌルっとした部位に2本の指先にポルチオを乗せるようにして大きくゆっくり揺すります。間接的に子宮に大きなうねりを与えるイメージで行います。5~10分間、女性の股の間に腰を据えてじっくり行います。指先がかなり辛く感じた時には左右の手を交代させます。揺りかごに眠る赤ちゃんをあやすように子宮を大きく揺すってください。
振動刺激
奥に挿入した2本の指先に、ポルチオを同じように乗せた状態にします。その状態で今度は指先を小刻みに上下させ、振動刺激をポルチオに与えていきます。あまり大きな振動ではなく、やさしく細かな振動がいいでしょう。子宮の奥に心地よい振動を伝えるイメージです。この振動刺激を5~10分間行いますが、かなり腕が疲れてくるはずです。左右の交代は適時行いますが、日ごろから、腕の鍛錬も行うように心がけてください。女性が求める刺激は安定した連続刺激です。
突く刺激法
女性の膣内の状態や態勢によっては、ポルチオに指が届くことがやっとのことがあります。そんな時にはポルチオの最先端に指を精一杯伸ばした状態で指先の肉の部分を回の身のような部分にあてがい、細かく突くような刺激で開発を行います。爪で引っかくことや、強く突くような動作はポルチオを損傷しますので避けるようにしてください。手のひらを上に向けたり、横にしたりして刺激しますが、子宮口のやや下位を突きます。
子宮口愛撫
上記の刺激のほかにポルチオの子宮口の愛撫も加えておきましょう。膣内部に開いている精子を取り込み口、月経時の廃物の出口、出産時に胎児の産道になります。この子宮口やゴリゴリしたポルチオのトップを指先の柔らかな部分でやさしく円を描くように撫でていきます。爪を立てることや、強い力を加えることはポルチオを傷つけます。乱暴な愛撫でポルチオが炎症を起こしている女性も少なくありません。女性の核心そのものに触らせていただく以上、細かな心遣いを行ってください。
出産経験のある熟女ではこのポルチオの口が開いている時があります。指先を子宮口に差し込むような愛撫刺激も効果的です。伝説のウテルスセックスに繋がるかもしれません。
これらのポルチオ刺激法は女性の反応を観察しつつ、複合的に組み合わせて行って下さい。また、この時。女性の股間にポジションを取り、同時に口唇でクリトリスを刺激するか、入れた手以外の親指を使ってクリトリス愛撫を加えていくとより開発が効果的に進行します。
(次ページへ)