子宮オーガズムの開発にはポルチオを刺激する膣内部から行う方法と体の外部から行う刺激開発があります。『外部からどうやって子宮を刺激するの?』と不思議に思われるかと思いますが、図のように子宮はお腹や脇腹にかなり隣接している箇所があります。子宮本体は、臍の下の方にせり出すような形で存在し、腹部の両脇には卵巣の先端が配置されています。その部位を皮膚や脂肪を介して刺激していきます。
更に子宮は骨盤の内部に、仙骨から伸びる筋によって吊るされた状態にあります。ハンモック状態です。この子宮全体に骨盤、仙骨に振動を与えることで刺激を伝導します。以下の2つの刺激法で、子宮を揺さぶります。
- 腹部マッサージ法
- 骨伝導刺激法
概要
腹部マッサージ法
腹部の中心線、臍の下、4~5cmのエリアに子宮の頭部がせり出しています。恥骨の上部の腹部の柔らかな箇所を人差し指、中指、薬指の3本を押し込んでみて下さい。女性にはお腹の力を抜いてもらいます。子宮が何となく確認できるはずです。特に、子宮オーガズムを向かえた後には、子宮が固く硬直してはっきりわかるはずです。
女性の中には子宮を圧迫されることで苦痛を覚える人もいますので、痛くないか確認しつつ行います。最適の力加減や場所などが女性によって違ってきますが、初期段階は手のひら全体で下腹部を大きく円を描くようにマッサージするだけでもいいでしょう。子宮を目覚めさせるようにゆっくり丁寧に行います。
女性にM字開脚姿勢を取ってもらい、男性は足の間に腰を据えて構います。膣に指を入れてポルチオ刺激する前に、下腹部の手のひらマッサージを事前に行います。指先でポルチオ刺激をじっくり10分以上施して下さい。その後、空いているもう片方の手の人差し指、中指、薬指の指先を揃えて、下腹部に添えて、押し込むようにゆすりマッサージ与えます。指先を円形に動かし、前後左右の動作も与えます。最初はゆっくり動かし、女性の快感が高まってきたなら、動きを早めてもいいでしょう。やがて女性は子宮オーガズムを向かえていきます。
向かえた後も、指先の動きは止めずに行うと更に次のオーガズムが女性を襲います。このオーガズムは連続で続き、終わりがないように続きます。女性は大きな法悦の声を上げてまるでなにかに取り憑かれたように頂点に何度も登りつめます。多くの男性はその姿に恐れをなしてそこで愛撫を止めてしまいますが、そこで逃げては子宮開発の本質に目を反らすことになります。とことんまで女性を追い詰めて、悶絶するまで手を緩めません。中には失神状態に陥る女性もいるかもしれませんが、数分後に現実に戻ってきます。
お腹の揺さぶりマッサージを加えるときに、更にクリトリス愛撫を加えると更に効果が高まり開発が進行します。掌をお腹に向けて、3本の指先で恥骨上部を摩りながら、親指の腹で陰核亀頭(クリトリス)や陰核体を愛撫します。クリトリスはソフトに愛撫し、陰核体は強めの刺激を加えます。多くの女性が昇天します。
腰骨のすぐ脇の脚の付け根上部のマッサージも有効です。卵巣の先端に刺激を与えることが出来、子宮を揺さぶります。親指の腹、もしくは3本の指先を押し込むように指圧マッサージします。グリグリ押し込むように卵巣先端を刺激していきます。子宮開発法の一つです。
骨伝導法
骨盤の皮膚側に飛び出ている箇所に振動刺激を加えて、骨を介して子宮に振動刺激を与えていきます。特にポイントとなるのは、両方の腰骨と背中側の仙骨です。腰骨は卵巣にも近く、仙骨は子宮を吊るす筋が伸びています。この2つの部位への刺激は手による愛撫と電マによる愛撫が効果的です。
ハンドマッサージ法
乳房愛撫やクンニを行いながら、仙骨や腰骨を愛撫し、子宮を刺激します。腰骨は親指の腹、仙骨は3本の指先を主に使って行います。これらの部位への愛撫は女性によって反応はまちまちですが、確実に子宮は刺激されています。骨をグリグリと強めに揉むようにして、骨盤全体に振動を発生させていきます。また、掌を押し付けて大きく揺する方法や手を拳状態にして側部でマッサージするなど様々な方法を試みて下さい。
電マ刺激
電マ(電気マッサージ器)を表に出ている骨部に当てて、骨盤から子宮に振動刺激を与えていきます。電マの回転は低速で行い、重くずっしりした振動を子宮に伝えていきます。具体的には、腰骨と仙骨を介して行いますが、女性によっては仙骨に電マを当てるだけでオーガズムに達することがよく起こります。
また電マを恥骨の上部の下腹部に押し込むように当てて、振動を加えることも効果的です。臍の下から恥骨にかけて、最適ポイントを探ってみて下さい。また、臀部の窪みのエリアに電マを当てることで子宮に振動を効果的に伝えることが出来ます。女性によって意外なところがツボになっていますので、いろいろ探ってみて下さい。尾骨が子宮のツボの女性も存在します。
電マは、家庭用のコード式でパワーある機種を使ってください。電池式の小型の電マではパワー不足で効果があまりありません。