女性ホルモンであるエストロゲンが豊かな女性は、女性としての特徴を顕著に示し、エストロゲンタイプの女性ということが出来ます。エストロゲン豊かな女性は、我々男性に官能的な悦びを、視覚的にも体感的にも溢れんばかり与えてくれます。エストロゲンタイプの女性こそ、男たちを性的な幸福に導くエロスのビーナスたちであり、男の生きる原動力となります。女性ホルモン豊かな女達の特徴とその愛し方を知っておくことが大切です。
男たちのテストステロンは、エストロゲンを求め、女達のエストロゲンはそれに感応します。
概要
女らしい肉体を創り出すエストロゲン
女性ホルモン・エストロゲンは女性らしい外見を作り出し、維持しています。ミロのビーナスがその典型的な体つきになり、曲線的で妖艶な色香を漂わせます。
- 膨らんだ乳房
- 大粒の乳首
- クビレタ腰
- 大きな骨盤と豊かなお尻
- 皮下脂肪たっぷりの太めの腿
- ふくよかなフクラハギ
- 細めの足首
- 小さめの足
- 太めな二の腕
- 豊かな髪の毛
- なめらかで白い肌
- 小さめの鼻
- 豊かな唇
- 輪郭の柔らかな丸めの顔
- 穏やかなで優しい眼差し
- 長い人差し指
- そして女の匂い
女性的な身体は、今流行りの現代的な肉体ではありません。女性が憧れる痩身ではなく、寧ろムッチリした身体であり、お尻は大きく胴長で不格好です。今の女達が、ダイエットや筋トレで追求している肉体とは真逆であり、脂肪豊かで色白の肌をしています。本能的に男たちが興奮してしまう肉体は、現代女性は歓迎していませんが、鑑賞しても抱いても男達が悦ぶ女の身体は、豊富なエストロゲンが作り出していきます。
エスロゲンタイプが作る女らしい気持ち
エストロゲンは愛情ホルモン・オキシトシンを誘導し、活性化していきます。オキシトシンは、女性の母性や愛情、思いやりの心を生み出す神経化学物質です。エストロゲンタイプの女性は、女性らしい優しさと慈しみの心に溢れています。男を癒やし、優しく受け止めてくれる存在であり、男性にとっての観音菩薩でもあります。男を包み込み、生きるエネルギーを与えてくれるのがエストロゲンタイプの女性です。男の人生には必要不可欠な存在です。
一方、エストロゲンタイプの女性の中には、この愛情ホルモンのエストロゲンが偏って作用する女性も存在します。母性や家族愛から自分の家族や子供を守ろうとする意識が偏愛となって、支配し強制する愛を示す女性が存在します。男性の全てを監視し、コントロール化に置こうとする意識が強いので注意が必要です。
エストロゲンの性欲
エストロゲンは、外見的な女らしさだけではなく、女性としての性的な機能や行動も強めますが、テストステロンとは別の表情を見せて行きます。女性ホルモン豊かな女性は、性的には非常に活発なのですが、それが表立つことはなく、寧ろ控えめに見えます。性欲も男性のように短絡的に表に現れることはなく、男性によって掘り起こされることでようやく、その姿を見せてきます。
自ら快楽を求めて、積極的な行動を取ることは、エストロゲンタイプの女性には見ることはあまり無いのです。それがエストロゲンの持つ本質です。自ら、積極的な反応を起こすことはなく、テストステロンという触媒によって初めて性的に目覚めていき、強い反応を示してきます。そして一旦、目覚めた性欲は身体の深部で密かに燃え続けていきます。
唯一、女性が自ら積極的な性欲を示す時があります。排卵日前後のエストロゲン分泌が強まる期間です。此のとき、エストロゲンは、能動的な性行動を多々起こします。排卵日に行きずりの見知らぬ男と衝動的な情事に至ることが多いと言われています。普段は、女性の性欲は慎ましやかに男の誘いを待って待機しています。
エストロゲンによるオーガズム
そして女性ホルモン・エストロゲンが引き起こす快感は、男性ホルモン・テストステロンが導く快感とはその本質をことにします。テストステロンによるオーガズムは、直線的で薄っぺらですが、エストロゲンが生み出す快感は、深淵で終焉がないオーガズムになっていきます。更にエストロゲンによるオーガズムは、男性のオーガズムと違い、誘導され開発されることで初めて喚起される特徴を持ちます。全ての女性がエストロゲンによるオーガズムを体験できるわけでもありません。
エストロゲンは、女性の子宮や膣奥の形成と機能に大きく関わります。エストロゲンは、子宮やポルチオでのオーガズムを誘引しますが、初期のソフトとしてセットされていません。テストステロン主導のクリトリスオーガズムは、思春期には多くの女性においては直感的に覚醒され、比較的容易に作動しますが、エストロゲンによるオーガズムは、ポルチオオーガズム(子宮オーガズム)であり、その発生には、子宮や膣奥、そして男性による神経回路の整備と初期化が必要になります。オプション的なプログラムで、肉体的な成熟とともに、インストルーが徐々に進む性質のものです。そのために、ポルチオオーガズムは、充分な整備とセッテイング不足によって、ごく一部の女性にしか見ることが出来にこともおこります。エストロゲンが先天的に豊かであること、出産などでエストロゲンが活性化されていることなどの条件も必要になります。
ポルチオオーガズムには、内蔵や心臓などの運動や感覚を支配する自律神経である迷走神経の覚醒によって起こってきます。子宮やポルチオ(子宮頚部)は、臓器と同じように迷走神経によって支配され、そこで起こるオーガズムは、まるで臓器のごとく、身体の深部で反復的に繰り返される感覚となっていきます。
テストステロンが主役となるクリトリスオーガズムは、脊髄神経による反射的な反応であり、筋肉などの運動感覚や皮膚感覚と同じ神経の反応現象です。迷走神経が直接脳に作用するエストロゲンによるオーガズムとは性質をまるで異にしています。
また、エストロゲンは人の皮膚感覚を鋭くしていきます。このため、エストロゲンが豊かな女性は、全身が性感帯として機能していきます。乳房・乳首や脇の下、背中などでオーガズムを起こすことのできる女性はエストロゲンによる作用が強いことになります。反対に、テストステロンは皮膚感覚を鈍らせます。男性が痛みに強いのはこのためです。女性が痛みに弱いのはテストステロンが少ないことに依ります。
支配されることが快楽なエストロゲン
テストステロンは、支配性を発症するホルモンであり、男性のサデステイックな性向癖を生み出していますが、エストロゲンは、逆に被虐のホルモンであり、支配されることに悦びを覚えるマゾのホルモンになります。エストロゲンは、M性がその本質であり、テストステロンによって支配され所有されることを望んでいます。エストロゲンが優位な女性は、セックスでも自分が主役になることはありません。相手から受ける愛撫や刺激に反応し、弄ばれ被虐されることに大きな悦びを見出していきます。男に服従していくなかで、エストロゲンの持つ本質は初めて生かされていくのです。
受け身の性であり、受け身の中でより深く大きな悦楽を生み出していくのが、エストロゲンタイプの女の性の本質です。
エストロゲンタイプの女とのセックス
エストロゲンタイプの女性とのセックスは、その体の奥底に眠る魔性の性を、手間と時間をかけて、呼び起こし、真の女の喜びを与えることです。クリトリスによるオーガズムに誘導することは直ぐにできますが、子宮に潜むオーガズムの覚醒はコツと努力が必要になります。膣奥やポルチオをペニスや指先で刺激することを地道に行います。クリトリスで迎えるオーガズムに留まることなく、男性がその先のポルチオオーガズムを追い求め開発していかなくてはならないのです。真の女の悦びに目覚めさせることが、男性の使命になります。その手法は、すでにこの性典の様々な箇所で述べてきていますので、ここでは具体的な手法は割愛します。
ペニスを膣奥に挿入し、ポルチオを時間をかけて地道に刺激し続けてください。やがて、ある閾値を超えたところで、爆発的な絶頂が連続で引き起こされるでしょう。
エストロゲンタイプの女は深く愛せ!
エストロゲンタイプの女性は、性の極みを追い求める男性的な性向の持ち主にはまさに、最良のパートナーとなっていきます。その女性の性衝動をよく理解して、覚醒させていくことが役割になります。逆に、セックスにあまり関心を持たない淡白な男性には大きな負担となるかも知れません。
エストロゲンタイプの女は、性の深淵さと神秘性を男性に教えてくれます。女の性欲も快感も底なしであり、無限の可能性を有しています。セックス好きな男性にとって、抱いても抱いてもそのパフォーマンスに飽くことはないはずです。
エストロゲンタイプの女性は、表向きは優雅でセックスにはまるで無関心の如く振る舞いますが、身体の奥には邪淫の本性を隠し持っています。エストロゲンタイプの女性のセックスは、備長炭の燃焼に例えることが出来るかも知れません。その体に火をつけることは容易では無いのですが、一旦ついた快楽の火照りは、身体の奥で長く熱く燃え続けます。しばらくぶりのセックスで消えたように見えた情欲の炎も、息を吹きかけることで直ぐに燃え上がります。
好色な男たちの楽しみは、この備長炭を手間ひまかけて、激しく長く燃焼させることかもしれません。エストロゲンが織りなす性は、男の深い情愛によって、目覚め活性化されていきます。そのためには、性愛の知識と技が必要になります。中途半端な施しは、このタイプの女性にとって残酷なことになります。備長炭も女性も最後まで、燃え尽きさせることを、一つの男の使命と心得て、日々、修練に励んでください。エストロゲンタイプの女性はトコトンまで、その身体を愛しぬくことが大切です。悪魔の性典が一つの道標となれば幸いです。
(参考記事)