スパンキングは女性のお尻を叩く行為です。SMセックスの一つのジャンルとなるのですが、セックスの行為の途中で入れ込むことで、SMチックなスパイスになり、興奮を高めることが出来ます。ちょっとM気質の女性には軽いスパンキングを挟んであげることで、興奮が増幅されてセックス全体が盛り上がります。
概要
スパンキングの形
日本ではあまりなじみのないスパンキングは、欧米では一般的な性的嗜好として多くの愛好家が存在します。スパンキング専用の椅子なども作られています。子供へのお仕置きで欧米ではお尻を叩くことが主流なのですが、その流れの中でスパンキングに性的な倒錯が起こり、興奮を覚える人が数多く存在するのです。
所謂『お仕置きプレイ』になります。お仕置きはSMプレイの一環の中で行われ、その一つとしてスパンキングが成立します。
スパンキングは形として以下のようなスタイルで行われます。
- 膝の上
- 四つん這い
- 壁際立たせ
膝の上スパンキング
女性を男性がお尻を出した女性を抱えてお尻を打っていきます。セックスの途中でふざけながら女性を軽くお仕置きするときなどに使います。悪戯で戯れるがごとく行えるので女性も乗ってきやすいプレイです。
四つん這いスパンキング
女性が手をついて四つん這いになって、お尻を突き出すスタイルですが、椅子などに手をついて膝をつかなくてもいい変形があります。bent over(ベントオーバー)と言われるスタイルです。一般的には女性を四つん這いにしてペニスを挿入しながら行うスパンキングが、多くの場合行われています。バックスタイルセックスでは途中で是非入れたいプレイです。
壁際に立たせスパンキング
女性を下半身裸のままで壁に向かわせ、壁に手つかせて後ろ向きポーズで、男性がお仕置きします。これは女性を本気でお仕置きする時や性調教を行うときに行うことがいいでしょう。M女として調教時には壁に手を突かせて行います。
スパンキングでの叩き方
SMの要素をいれて、お尻を平手でなるべく大きな音が出るように叩きます。音で女性は増々興奮を高めるのですが、叩き方は痛くない叩き方とある程度の苦痛を与える叩き方に大別できます。叩くときはその個所を撫でたり揉んだりします。2~3回打ってからまた撫でたり揉んだりしてあげてください。また、同じ箇所は集中的に叩かず、叩く場所は絶えず移動します。
痛くない叩き方
これは女性の興奮を高めるために効果を目的とします。大きな音を立てて、お尻に大きな衝撃を与えます。腕全体を使ってゆっくりと力をやや込めて
『ビッシャ!!』
という音をたてる感じで、スナップは効かせず、手のひら全体でお尻の一番肉がついている部分を叩きます。
このスパンキングでは、女性を膝に上に載せたスタイルや、四つん這いでペニスを挿入しながら叩きます。女性は屈辱感とお仕置きされているその状況に対し激しく興奮し、やがて快感を覚えていきます。
女性に痛みを与えることが目的ではありません。女性を精神的な服従感を味わわせて、男性は征服感に酔いしれます。
連続の殴打よりはゆっくり感覚を置いて叩きます。叩いた後、そのままお尻を愛おしむように愛撫してあげると女性のなかに
『可愛がっていただいている』
という感情が育っていきます。女性は、愛される喜びに全身は震え悶えていきます。
苦痛を与える叩き
女性に敢えて強い痛みを与えてお仕置きするスパンキングです。女性が悪いことをした時や調教の途中で行います。また、強く叩かれることを好む女性もいますので、相手の要求応じて強く叩きます。しっかりした目的がない限り多用しないことが大切です。通常は上記のあまり痛みのないスパンキングを行います。
このスパンキングスタイルでは女性の下半身を裸にし、壁に立たせた状態で行うことがいいでしょう。女性を壁に向かわせて、しばらくそのまま立たせておきます。屈辱的な言葉を投げかけて、其の後、壁に手をつかせてお尻を強く殴打します。
手は素早く振ります。このときスナップを効かせると効果的です。
自分の手もしびれる感じで行います。女性のお尻には電流のような痛みが走るはずです。お尻は筋肉を張らせずに緩ましておくことで尚、痛さは増長されますので、壁には軽く手をつかせるだけで足は踏ん張らせず行います。
時には女性のお尻は赤く腫れあがります。間をおいて数発レベルに押さえてのスパンキングしてください。余り殴打を重ねると女性に恨みを買って逆効果になります。ただしドM女はこの限りではありません。
何故スパンキングは快感なのか?
SMでの苦痛はエンドルフィン効果によって、ランナーズハイ的な快感に変わると言われています。性的な快感は複数の神経伝達物質と神経系が絡み合い、快感のスイッチは人によって様々な快楽カクテルになって存在しています。
痛みが快感に変わる構造はその痛みの強度や種類によって違っています。同じ女性によっても経験や年齢や日々の体調によっても違ってきます。間違いなくスパンキングに喜びを覚えるのはM女です。征服されることに喜びを見出す女達です。
そのM女たちがスパンキングに覚える快感のプログラムは、以下のように考えられます。
- 叩かれることへの精神的な興奮
- 痛みが神経的に快感に転化する
- 叩くことで生じる振動による女性器の反応
精神的な興奮
M女では叱られることやお仕置きされることによって、肉体苦痛より精神的な快感のほうが優位になります。これは子供のころ養われた特性で、怯えつつも先生や親などに責められることが喜びになっていました。勿論、生来のM性を体に宿している女性です。その興奮が忘れられず、大人になってセックスの場面でも、同じ快感を求めるのです。
スパンキングはその女の妄想の一つの実現です。痛みの強度よりは自分がお仕置きされる状況が嬉しいのです。従ってスパンキングは同時に屈辱的な言葉で責めることが更に効果的になります。大きな叩く音も更に興奮を高めます。
『エッチでイケない娘だ!』
『こんなに濡らして悪い女だ!』
と色々な言葉で責めてあげてください。
ここで大事なことは愛情をもってお仕置きすることです。これはSMの鉄則です。必ず最後は優しく可愛がってあげてください。次第にあなたに
『お仕置きされてまた可愛がってもらいたい』
と願うようになるでしょう。
痛みが快感に転化する現象
脳の中では多様な快楽物質が混在しています。興奮の中では痛みと快感刺激が区別できなくなっていきます。お尻は皮膚感覚で痛みにも心地よさにも比較的鈍感に出来ています。そこで感覚の混同が起きるものと思われます。
特に一度オーガズムに行きつくと交感神経が高まり、副腎皮質からはアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは緊急時にも分泌されるホルモンで痛覚を鈍らせます。一度オーガズムに行きついた女性は強いスパンキングにも苦痛を余り感じません。
また不思議なことに女性はオーガズムにいきついた後には、性器に近い肉体部位に何らかの強い刺激を受けることで、即時に再度オーガズムに至る現象が起きます。後背位で女性をイカせた後、直ぐに女性のお尻をスパンキングするとまたイッテしまうことがよく起こります。
少なくても女性の興奮はスパンキングを行うことで再度高まり、イキ易くなります。バックでイカせた後は、ペンス動作を止め、スパンキングを数回入れて、何度も女性をイカセます。
叩き振動による女性器の興奮
スパンキングのお尻への衝撃は振動となって子宮や膣周辺部の筋肉組織へ伝わります。ボルチオの項で説明したように子宮は揺さぶられることで、大きな快感を生じることがよくあります。成熟した女性に多い現象です。子宮の奥をペニスで突かれると大きな喜びの雄叫びをあげる女性です。
お尻からの振動は膣やお尻を囲んでいる骨盤底筋も揺さぶります。膣周辺が性的に既に開発され、膣オーガズムを覚える女性はこの振動に敏感です。振動は膣全体に快感を生じさせます。この時ペニスが入ったままの状態で行うと尚、強い快感を生み出します。男性は叩くだけで膣が締まるような圧力を感じることが出来ます。
スパンキングで女を調教する
このようにスパンキングはお尻が肉厚の為に、女性にはほどよい痛みとなって快感に変わります。バックでペニス挿入した状態でお尻をたたくと、ほとんどの女性は喜びの声をあげます。この時のポイントは少し痛いくらいの強さで、しかし、優しさを込めてたたきます。
快感と痛さが堪らない刺激となって女性の脳の女性のマゾ意識を刺激し、インプットされ、あなたに性的に従うようになっていきます。
この反応で女性のM度合いも分かってきます。基本的には女性はM体質です。スパンキングはほとんどの女性にとって嬉しいはずです。征服される喜びを覚えさせるのです。その状況が大切なのです。
同時に女性を厭らしい言葉で凌辱すると益々女性は歓喜します。最初はお遊び要素でお尻ペンペン程度のスパンキングを行い、あまり強く叩かないことです。相手の反応を伺いながら強さを増していきます。時間をかけて調教していきます。また痛みに対して敏感であまりスパンキングを好まない女性もいますので、反応をしっかり見極め、無理はしないことです。