このシニアのセックス健康法カテゴリーでは
中高年のためのセックス強化とセックスによる健康法について記述してゆきます。
いつまでも健康でセックスで快感を楽しむことこそ人生の最大の喜びです。
その為に40歳過ぎたらセックスに真剣に向き合うことが大切です。
そこでペニスを元気にすることをまずは実行しましょう。
概要
|男性の生殖機能の流れを理解する
これまでペニスの男性の性的な興奮から勃起、射精に至る仕組みについて
生理学的に説明を各章で記述してきました。
ここでまずは男性機能について性的興奮から勃起、射精までを全体の流れとして
捉えてみることにします。
特に中高年の男性はこのメカニズムを理解したうえで、
効果的に性的機能の拡充拡大に努めることが大切になります。
サプリや漢方に頼るにしろ、ペニスのことを良く知らなくてはなりません。
50を超えるとこれまでのようにいかない体になっています。
それをしっかり自覚してうえで
シニアの方はセックス強化やEDの改善には根本的な対策を打つ必要があります。
それでは男性の生殖機能のメカニズムをこれまでバラバラに記述してきましたが、
もう一度、順序立ててお話します。
まずはこの生殖における基本的な生理機能から興奮・勃起・射精に至るプロセスを
頭に入れてください。
少し難しい言葉も出てきますが、大きな流れとして捉えてください。
|体の基本的な生体機能
人の生きていく上での体の生理機能は自律神経によって
コントロールされています。
自律神経は脳や骨髄に中枢があり、そこから神経が各器官に神経が配線されていて、
大きく交感神経と副交感神経に分けることが出来ます。
(参照:交感神経と副交感神経)
多くの人の各器官は交感神経と副交感神経によって2重支配されていますが、
この二つの神経系はお互い相反する働きをします。
片方が促進すれば片方は抑制するといった作用です。
しかし、片方が活性化されると片方が抑制されるような単純な作用ではなく、
両者が活性化せれて促進と抑制が同時に起こることもあり、
どちらが優位であるかが問題になります。
|交感神経(アドレナリン作動性神経)
交感神経は恐怖や興奮、攻撃などの際に活性化され、
ストレスや緊急時に対応するために働きます。
身体の動きを活発にして行動として生きるもしくは生き延びるために働きます。
交感神経が活性化されると脳は興奮して呼吸系や心臓などは活発に動き、
筋肉や脳の血量と血圧を高めますが、
逆に内臓などの働きは押さえて血液の供給を控えます。
この時、神経伝達物質がアドレナリン(ノルアドレナリ)であることから
アドレナリン作動性神経ともいわれます。
アドレナリンは主に副腎皮質から放出されます。
交感神経は主に昼間に優位にあります。
|副交感神経(コリン作動性神経)
副交感神経は人が寝ているときやリラックスしているとき、食事をしているときに
活発に働きます。
呼吸は穏やかになり、心拍数も減って、末端の血管は拡張して血圧は下がります。
脳はゆったりした状態になって眠くなったりします。
副交感神経が働くときには人はゆったりとした平穏な状態にあります。
末端の神経伝達物質はアセチルコリンであるために
コリン作動性神経とも言われます。
|自律神経のしのぎ合い
この交感神経と副交感神経は多くの器官において
拮抗的に働きその時の生活や行動状況に即した活動を促します。
例えば、穏やかな状況で食事をすれば交感神経は平静な状態になり、
副交感神経は活性化されて
胃腸は消化液を大量に出し積極的に蠕動運動を行います。
しかし、争いや災害など緊張時に遭遇すると交感神経が働きだして、
副交感神経は収まり胃腸は活動を止めてしまいます。
交感神経と副交感神経はいわばブレーキとアクセルのような状態で働き
人の生命活動をささえています。
尚、平常時は交感神経と副交感神経は拮抗状態であり、
萎縮と勃起の中間状態にあります。
この自律神経の基本機能をまずは基本的に理解してください。
そして自己のセックス力向上の最善の手段を導き出します。