概要
|女性の遅漏の仮説
|狩猟採取時代の乱交乱婚
狩猟採取の乱交乱婚時代は女達はオーガズムは遅らせする必要は
なかったと考えることが実はすっきりします。
男性と同じく早漏だったのではないでしょうか?
その時代は人類は絶対数が少なく他の集団に出会う機会もあまりなく、
また食料も豊富だったために(人類は雑食でなんでも食べていた)
争う必要もなかったようです。
そのために女性の略奪はあまり起こることはなく、
同じ部族や親せき関係の部族間で乱交を楽しんでいたと言われています。
|精子戦争
乱交での遺伝子の優秀さや免疫適合性の選択は
いろいろなオスの精子をまずは集めたのちに
メスは膣内で選別を行っていたと考えられています。
それは女性膣内の精子戦争として知られ、
現代にもあてはまるといいます。
(参照:精子戦争)
|乱交時期はオーガズムを早く迎えていた??
更には子育ては集団で行っていたために
そもそも能力的オスを選別する必要が然程なかったと考えられます。
よってオスと同じくメスもオーガズムを素早く迎えても全く問題ない
環境だったのです。
この乱交時代はオスもメスも素早くオーガズムを迎え、
相手を変えて何度もオーガズムを楽しんでいたのではないでしょうか。
現在の他の類人猿(チンパンジー、ボノボなど)は
素早い交尾で素早いオーガズムを迎えています。
|農耕時代の始まりで一夫一妻制度
ではいつから女性のオーガズムはインターバルの時間を
必要とするようになったかです。
ある考えでは1万年前の農耕が始まってからと考えられています。
農耕・牧畜が始ることで人類は次第に狩猟採取の乱婚から
男女が力を合わせての一夫多妻制や一夫一妻制に
変遷してからだというのです。
|私有財産の発生による男の選択
農耕、牧畜が次第に主体になるとそれまで平等に分け合っていた
食料や土地などが個人に属するように私有財産が発生しました。
そこで生まれたのが個体間、集団間、男性間の格差です。
女たちはより優秀な男、財産をもった男を選ぶことが
自らの生存と子孫の継承の大きな主題になります。
|女性の支配と略奪
そして個人や集団間に格差が生じたことで略奪や戦も
発生してきました。
女たちは次第に平等であった関係から男たちの支配も受けるようになり
略奪の対象となりました。
男たちや集団間には持てる者と持たざる者が生じ、
妻も迎えることの出来ない男性や集団は略奪、強姦に走ることになります。
|オーガズムの時差は女の知恵??
そこで女性たちはオーガズムの遅延という技を生み出したのでは
ないでしょうか?
オーガズムの2重構造を新しい脳の中に作り上げて
妊娠に関わる様々なリスクに対抗したのです。
妊娠においては女性は必ずしもオーガズムは必要でないことは
よく知られています。
しかし、女性はオーガズムを向かえると子宮の筋肉が収縮して
子宮内は言わば真空状態になって精子を子宮頚管から吸い上げる現象が
起きると言われてます。
それによって妊娠の確率は高まると言われています。
(参照:女性オーガズムの2重構造)
女たちはこの為に不本意なセックスに対しては男性とのオーガズムの時間差で
オーガズムを向かえないなどの対抗策で受精の確率を低減したのです。