愛撫前戯では多くのセックス指南書は、すぐに乳首やクリトリスを触ってはNG
であり、ましてやペニスの挿入はすぐ行わず、たっぷり女性の感度を高め、焦ら
しまくり、女性から挿入を嘆願された段階で行うことが好ましいと書いてます。
確かにこのアドバイスは正しいのですが、その理由は詳細には記述されていませ
ん。
焦らしはセックスの巧みたちが、経験から導きだした性技法の真理ひと
つでり、多くの男性に心がけて貰いたい性感向上のスパイスなのですが、その原
理の根底を知っておくことで、更に貴方のセックステクニックに磨きをかけてい
くことができます。原理さえ抑えておけば、様々な形で応用が可能であり、女性
貴方のセックスに夢中になっていくはずです。
(参照)
概要
前戯は何故必要か?
様々な性指南書では何故前戯が大切であるかに関して、
女性の性的な興奮の上昇が男性に比べかなり緩やかで、
バギナがペニスをうけ入れる状態に持ち込むためと説明されています。
つまり、男性と違い女性の体はすぐに発情できない仕組みになっているからと
いうことです。
膣が愛液で充分濡れて、ペニス挿入が問題なくできるようにし、
受精の確立を高めるために前戯が必要となるのです。
女性が男性のペニスを受け入れる態勢を整えるには、相手への信頼と安全がセッ
クスには不可欠な要素となります。
男性の愛情度やオスとしての成熟度を見るために、
女性は高レベルの前戯愛撫を要求しているのです。
女性の心と体の性的な興奮が高まり、性交の準備が整うまでには凡そ、性的な接
触が開始から20分は必要と言われています。会話、キスや体へ接触、前戯の段階
が挿入までに20分が最低必要時間ということになります。更に、女性がオーガ
ズムを向かえるまでに、ペニス挿入後に10~20分通常かかることになります
ので、男性にとて女性を喜ばせて満足させることはなかなか大変なお仕事になっ
ています。
ここで女性のオーガズムに重要な役割を果たすのが、
しっかりした前戯愛撫です。
充分な興奮と潤いで膣が満たされない限り、
ペニスのグラインドを如何に熱心に行ったところで、
女性にとって何らの快感も生み出さず、
寧ろ苦痛となることさえあるという現実です。
いかにこの前戯愛撫を丁寧に巧みに行えるかで女性の性的な興奮がたかまり
女性のオーガズムの訪れが左右されていき、その質も違ってきます。
前戯愛撫の巧者は女性を歓喜させ、圧倒的な支持を得ていきます。
前戯愛撫を極めることこそ女性を制するための有効な手段となるのです。
上質で情熱的な前戯愛撫によって、ペニス挿入するや否や女性が絶頂に達するこ
とも良く起こります。さらには前戯愛撫で挿入以前にイカせてしまうこともそれ
ほど難しいことではありません。そしてこの前戯愛撫の効果をもっと高めるため
に『焦らし』の行為が性技テクニックをグレードアップしてくれます。
ある程度の前戯テクニックを身に付けた段階で、
前戯や挿入のセックスプロセスに焦らしのテクニックを興奮スパイスとして振り
かけてみてください。
性の悦びの原点
前戯愛撫の物理的な性的な刺激によって女性の神経は興奮し、脳へ電気的な信号
を伝えていきます。興奮刺激を受け取った脳は、快楽ホルモンであるドーパミン
を放出し、報酬系回路が作動し、オーガズムへの期待を高めていきます。生命の
摂理は生存や生殖における遺伝子を継続するために有用な行為に対して報酬とし
て悦びを与え、報酬系ドーパミン回路はその悦びを実現するために働く基本的な
生理的なシステムです。よく言うところの本能的な行動となります。動物が食事
をすることや、セックスすることに対して自然は大きな快感を与えて報いている
のです。人は特にこの性の悦びの報酬系を強化することで、地球上で最大の進化
を遂げた動物です。大きな性の悦びとその記憶が、人のすべての活動と心理に作
用しています。
(報酬系については下記を参照ください)
焦らしの原理
このように人は報酬系神経による要求、すなわち欲望が行動の基本アルゴリズム
となっているのですが、簡単にその要求が満たされ続けるとその達成に対しての
悦びが大きな感動とならなくっていくという厄介な特性があります。
期待していたものが簡単に手に入ると興味や興奮が薄れていくのです。
このことは多くの人が体験的に知っているはずです。
例えば、毎日美味しいものを満足いくまで食べ続けるとその美味しいものに対す
る感動や興奮が次第に薄くなっていきます。これと同じことがセックスにも起こ
ります。むしろその悦びが大きな分だけセックスのほうがこのマンネリ化現象が
強く起こると言っていいでしょう。
オッパイを愛撫され、クリトリスを舐められて、
期待通りペニスが挿入されるていくプロセスは、
女性にとって大きな快感やオーガズムを得ることになりますが、
やがて格別な喜びに満ち溢れた快感になることはなくなっていきます。
ここで『焦らし』というこれまでのように期待通りにならないパターンを挟むこ
とが、実にこの人の我儘を封じ込めてくれます。
期待通りになかなか至らないことで、報酬系のドーパミンは分泌され続け、
快感への期待を積み重ねていき、神経回路はより敏感になっていきます。
快感回路はますます興奮し、刺激に集中し、快感への渇望を高めていき、
そして願いが実現されたことで
高まった期待と緊張を一気に開放して強度の快感に至るのです。
愛撫の効果を高めるポイントは女性の願うことをすぐに実現しないことです。
高まっていく興奮は、早くここを触ってほしい、ここに早く入れてほしいという
欲求となっていきますが、すぐに望むものを与えないことで、
その欲情を更に高みに持っていくことでできます。
たとえるならジェットコースターを更に高いところに誘導して、
激しい落差で強化される快感のようなものです。
セックスでは女を焦らしまくる
セックスでは濃厚な愛撫を与えつつも簡単に女性の期待を叶えないことが
大切です。
『どこ触ってほしい?』
『ペニス入れてほしいの?』
と聞きながら、すぐには与えないのです。
その時間は数分で十分です。
女性の刺激してほしい性感帯から寧ろ遠ざかるような愛撫や
周辺を弄ってなかなかしてほしいことをしてあげない前戯が効果的です。
ただし、最終的に女性の願いをしっかりかなえてあげることが大切です。
焦らしによって女性は興奮を高め、ペニスへの渇望を上昇させて、
トランス状態に陥ります。
そしてペニスを待ち望んだペニスの挿入に女性は恍惚し、
その大きな歓びは記憶となって、
次のセックスの焦らしを更に効果的にしてくれます。
勿論、これらの焦らしの技術が通用するのは
成熟してSEXの味を知っている女たちに限ります。
まだ未開発の女性たちは焦らしの技の効果を見ることはありません。
焦らしは女の悦びを知っている女たちの快感を更に深めるための小技です。
女性が願うペニスの挿入は焦らした後には必ず充分に行ってください。
お預けのままで過ごすと逆に女性は貴方のセックスに期待しなくなります。
勃起不全で挿入が出来ず、女性の不完全燃焼が続くと、
『大丈夫、気にしなくて』と
口では優しく言ってくれていても、
女性はやがてセックスの誘いに応じなくなっていきます。
こんな時はEDの改善薬の利用も検討ください。
(参照)