我々男性の中で一体どのくらいの人が、パートナーがセックスで必ずイっているかどうかを気にしているでしょうか?また、相手をイカセルことを主体にセックスして人がどれだけいるでしょうか?多くの男性は、自分の射精の快感に熱中し、あまり相手の女性のオーガズムの有無や回数、そしてその質を重要視していないのが実態ではないでしょうか?
この女はどれくらい感じているんだろうか?
ちゃんと絶頂に達しているんだろうか?
一体何回イッタんだろうか?
これらは女性によって実はかなり、まちまちであり、オーガズムに関しては非常に個人差があります。これまで、オーガズムに関してかなり語ってきましたが、ここで一旦、足を止めてもう一度、女性のオーガズムのありなしについて考えてみることにします。どうやら、まだまだ世の中の男性は女性のイクことに関して大いなる誤解をまだ抱いているようですので・・・。
そこで今回のテーマは女は必ずイク動物であるのかどうかです?
女性はイカない動物??
あるネットの記事で以下のような内容を目にしました。
「女性が常に必ずイクことができる」これはAVのファンタジー
→いや、「女性がイクこと」自体がファンタジーです。女性器の中は感覚が非常に鈍く、快感を感じる事はほとんどないと言って良い。もし敏感だったら出産の時に大変な事になってしまう。残念ながら女性の身体はセックスで快感を感じられるようには設計されていないと言える。欧米では、女性がSNSなどで積極的に「女性はセックスではイカない」と情報発信し続けた結果、男性はすっかりセックスへの情熱・意欲を失ってしまっているという。
日本の話に戻るが、AV女優がインタビューで「AVでセックスしても、一度も気持ち良くなった事がない」と言ったのを見た事がある。百戦錬磨のAV男優でもダメなら、素人にはなおさら無理だろう。「いや、そんな筈はない」と言う人には、時間停止もの作品を観てほしい。
結局、セックスは単なる繁殖行為と割り切って考えた方がベターだと思う。
さてこの記事は如何にも真実を語っているように見えますが、結果的には女性のオーガズムに関して大きな誤解と勘違いを犯しています。未だに女性のオーガズムに関してこのような見解の男性がいることは驚きでもありました。
確かに女性器の中は皮膚のような感覚はなく、鈍感です。しかし、確実に膣で感じイク女性は体験的に知っています。確かにすべての女性はAVのように必ずイクとは限らず、AV女優の人もオーガズムを実際の体験したことがない女性が多いのも事実です。そしてAVでは大抵は見る男性が喜ぶように大げさに演技していると有名なAV監督も語ってもいます。とは言えども女性は性器では感じない、イカないという結論はありえません。
AVについて
さてここで、この男性が引き合いに出した、我々が日頃夢中になって楽しんでいるアダルト動画について考えてます。
まず、述べたいのは、あらゆる映画やテレビのドラマは虚構の産物ということです。女性たちが夢中になってみている朝ドラも実際に存在した人物を素材にして大いに創作され、読者受けするように演出されています。登場人物たちが語るセリフもふ振る舞い現実世界とは程遠いものがあります。一般の人たちの日常生活でまずあり得ないことばかりです。実際の生活や出来事はそこまで感動的でもなく劇的でもありません。地味な日々の繰り返しです。
ドラマや映画は、実際にあった出来事をもとに、かなり脚色して面白おかしくしたているのです。それが芝居であり、ドラマなのですが、見る側もそのことは前提としてわかった上で楽しんでいるのが実態でしょう。見る側は創作性が強いほど面白く、嘘が上手くちりばめられているほど嬉しいのです。
この虚構性はAVも一緒です。AV女優たちが大切なことは如何に見る男性が喜ぶような姿や感じ方を見せるかにあります。妖艶な肉体を持ち合わせ、しっかり演技できるかが重要なことであり、それを見せれる人が稼げます。この構造は朝ドラの女優が求められることと同じであり、何も変わりません。
AVの映像も朝ドラと一緒で楽しませるように作られていて、現実ではありません。朝ドラの物語は、実際に感じて喋ったセリフでもなければ行動でもありません。寧ろ最近では経験の浅い若くかわいい子ばかり主役です。白紙の女優さんたちに情感を教え込み、それを女優たちは必死に解釈し、表現しています。AVも、もしかしたら余りセックスを知らない女性の方が撮る側も興奮度が高い作品を作り出せ、見る側も最高に興奮するのかもしれません。
AV女優が何故、本場でイッタことがないと語ったのでしょうか?実はオーガズムを感じない女性のほうが朝ドラと一緒で演技を振り付けやすく新鮮だから、セックスを余り知らない女性を使っていたのではないかとも考えられます。オーガズムを知らないからこそ、男が喜ぶ嘘の演技が平気で出来る??のかもしれません。本当の感じやすくイキ易い女性はセックスに夢中なりすぎて、男が喜ぶような痴態を見せることができなのではないでしょうか?前記の有名なAV監督が言っていましたが、
本当のセックスの素晴らしさを知っている女性は、
お金でセックスはしないものです
と。
本当のセックスは朝ドラの中の日常生活のように実は地味であり、忘我の世界です。自分がどのように見えているかどうかは、本気のセックスでは意識がきっちり向かないし、実は詰まらない表現になってしまうとも言えます。この記事を書いた男性は、どうやらAVの中のセックスを本当の真実の出来事として真面目に捉え過ぎているように感じます。そこがそもそもの大きな間違いの始まりです。AVの中のセックスは真実でもあり、フェクションでもあり、実際、参考にもなれば、そのまま受け止めてはイケない虚像です。映画のアクション物を楽しむような感覚で見るのが最良かもしれません。エロチックな美形な女性の妖艶な非日常的な痴態を楽しみ、オナニーでもして快感にしたる位が正解です。