概要
|オスに対する報酬としてのオーガズム(オルガスムス)
オスもまたメスほど生き物として
劣等生、脆弱性は強くはなかったものの、
忘我・忘却の必要性があったものと考えられます。
それは外敵に立ち向かう恐怖と食料獲得への不安の克服です。
アドレナリンを高めていきました。
高めれば高めるほどエンドルフィンやセロトニンでのバランス維持が
必要になりその為にセックスや踊り・芸術への傾倒を高めていきます。
メスはこの要求を巧みに利用しました。
生存のためにテストステロンを強化したオスは支配力が強まり、
征服感が欲しくなります。
そこでメスはあの恍惚感(エクスタシー)で狂い踊り叫ぶ声を
パーフォーマンスとしてセックス時のオーガズムの姿として
採用し演出していったのです。
実際、オーガズムは踊り狂ってやがて忘我の境地にいたる
ヒステリー状態(エクスタシー)と類似します。
踊りとセックスのエクスタシーは現実解脱に大きな役割を果たしました。
そして踊りはやがて宗教色を帯びてきたものと考えられます。
オスはメスのオーガズムパフォーマンスに大いに満足して
自然界の弱者であるメスを支配し、保護していきました。
メスは食料と居住の保証の代わりに
快楽とオーガズムの狂乱の姿をオスに提供し、
オスの現実からの解脱を演出したのです。
弱者であるメスがそこに自らの役割を得ていったのです。
これが大げさすぎる位の現在の人間の女性が見せる
オーガズムパフォーマンスの意味であり因縁なのです。
実際に今でも男性を喜ばすために
イッテいるふりを大げさにやっている女性は沢山います。
(参照:テストステロン・性欲ホルモン
|オーガズムによる脳波の共鳴共振
圧倒的な弱者であった人類は個では成立するもではなく、
集団で生存を計る戦略は必然でした。
そこで更に石器以前に生存武器として有効であったのが
集団として協力し合うというソフト戦略でした。
それはお互い共同で物事に当たり、お互いを思いやる精神です。
前提となるのはお互いの共感です。
共感とはお互いの精神波動の共鳴です。
そこでセックス、とりわけオーガズムが大きなベースとなりました。
お互いの快楽・恍惚を共有して、発散のタイミングを合わせて
快楽を同調させたのです。
それは脳波の共鳴共振をとなり、チャネリングとなり、
精神の世界を広げる結果となっていきました。
男女間のこの脳波の共振は共感意識へつながり、
男女兄弟親族は共感共同意識で絆を深めて、
過酷な環境乗り切っていきました。
この頃の人類は兄弟同族での乱交が繁殖スタイルだったようです。
こうして男と女の関係を核とした集団が形成されて
同族集団を作っていったようです。
人類だけがその弱さのゆえに男女同族が協力して
長期の育児を実施しています。
|快楽による脳の進化
女性が今でも意識として非常に重要視するのは
この弱者として戦略に基づく共感意識です。
人類は共感意識が生じた時点から観念の世界が生まれ育ち
そして強化されて前頭葉が発達して知能が発達していきました。
快楽のために生み出し増産していった脳内物質(ホルモン)が
大いに作用関与して精神と脳の神経の進化を促進したのです。
それは数百万年かけて進行していった変化です。
|異常な人類のセックス
人類はほかの生き物と比較して異常な性行動をとります。
そして異常な進化を遂げています。
もっとも脆弱であった人類はセックスの恍惚感を源泉とした共感意識で
脳を進化させて進化繁栄を獲得していったのです。
我々は人類繁栄のためにセックスを謳歌し、
オーガズムを味わい尽くす宿命があるのです。
|オーガズムは女の本質である
特に女性とってオーガズムは生きる上での本能心理として
重要な意味があることを理解しなくてはなりません。
決してセックス・オーガズムをキリスト教の教えのように
不浄なものとして扱ってはなりません。
人類の創造力の源として有効に利用して快楽を感受し、
男女の喜びを共有していくことがもっとも
自然の摂理に則した生き方なのです。
(参照:快楽のメカニズム)
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