概要
|絆を強める為のセックス
コミュニュケーションとしてのセックスは人類特有の行動ではありません。
チンパジーやボノボ、ニホンザルなどにも見られますが、
人類はより深く巧みなものに仕立てました。
オスとメスとのセックスでの快楽共有の絆を核に
親子、兄弟の集団を形成し、集団の絆で過酷な環境に対峙していったのです。
特別な優位性を持たない人類にとってこの性を中心とした
絆・仲間意識、仲間との連帯意識が唯一の武器になりました。
ハードではなく繁栄の為のソフトになっていたと考えられます。
|人類繁栄の礎であるセックス機能進化
同種同族がセックスを中心にオーガズム波動の同期を深め、
更に脳波動を同調させていったところに人類繁栄への因果性があります。
その脳波動は観念となり知恵となっていきました。
人類の進化の因縁はセックスの進化機能化によるものと言えるのです。
発生の段階では男性は女性を基に造形されていきます。
全ての男子も女性から生まれ出ます。
男性に愛とオーガズムの絡ませた仕掛けで女性に虜になる習性を
男性のDNAにすり込むことは
然程、難しい技ではなかったと考えられます。
しかし、唯一消せない男たちの性的な習性がありました。
それは「広く種撒きする」という男性の生物的な本能です。
多くの女性とセックスを希求する男の習性を消すことは
子孫の存続と繁栄に矛盾することになるからです。
|性ホルモンの多様化とセックスの進化
人類の女性は乳房はお尻の曲線などを
形状的に男性を惹きつけ喜ばす肉体に変革してゆきました。
女性器の単なる生殖器からも快楽器具へと変化させてゆきました。
クリトリス、小陰唇、大陰唇、膣前庭部分などを悦楽的に作りあげました。
すべてを惹きつけ歓喜させるための装置です。
性ホルモンを巧みに利用して、生殖と性欲、オーガズム、
そして絆・繋がりを演出していったのです。
他の動物では性的なアピールは多くの場合オスが積極的に行います。
セックスの快楽を貪り楽しむ動物は人類以外ありません。
女性の性ホルモンは各種の役割が複雑に絡み合い、
我々男性をたくみに操るようになりました。
愛と性欲に躍起になる男性を作りあげて、子孫繁栄に成果をあげました。
我々、男性は女性の複雑な性ホルモンに比べて単純です。
性欲ホルモン・テストステロンが男性ホルモンの殆どです。