近年、女性が股間の陰毛をすべて脱毛し、日常的に、世に言うところのパイパン状態にしていることが一種のトレンドになっています。パイパンとは、麻雀牌の「白(ハク)」の事を中国語で「パイパン」と呼ぶことから来ています。美容業界では、衛生を意味する「ハイジニーナ」などと呼び、除毛クリームの売り込みに必死です。清潔を第一とする日本人女性にはかなり広まりつつあり、パイパン女性に出くわすことは珍しくなくなってきました。しかし、官能的で卑猥なセックスを求める男性にとって、このパイパンは実に殺風景の極みです。おまけにパイパン女はセックスでも決して美味しくないのです。パイパン女について少し考えてみました。
概要
何故、パイパンは喜ばれる
パイパン(無毛症)とはそもそも、自然な存在であり、陰毛の発育を司るテストステロンが不足することから生じるもので、無毛症と呼ばれる発育不全です。天然パイパンは大凡、0.1%の確率で生じるとされる貴重な現象で、江戸時代には素焼きの陶器を意味する「かわらけ」と呼ばれていました。この、滅多に拝むことが出来ない無毛の陰部を男たちは、珍重し喜んだのです。
セックスに食傷気味な男たちが、まるで幼女のような陰部として慰めの一つとして楽しんだのでしょうが、名器としては余り評価はされていませんでした。あくまでも女性性器の珍品として、その股間風景への評価です。その無毛陰部が現代にも性文化の伝説の一つとして引き継がれてきたのです。そして、近年、AVの1ジャンルとして大いに取り上げられ、パイパンが持て囃されるようになりました。
パイパンのメリット
パイパンのメリットは、メデアやネットで大いに取り上げられています。おおよそ以下のようなことが語られています。
- 清潔
- 手入れが楽
- 羞恥心が減少する
- 陰部がよく見え興奮する
- 快感が増す
- クンニがしやすい
- etc
女性の陰部は、愛液やオリモノなどの湿気で蒸れやすく衛生が保持が大変で、女性は我々男性が思う以上に、陰毛の処理や手入れに手間暇をかけているようです。長くて濃い陰毛は、オシッコで濡れてしまい、パンテイーからもはみ出し、見た目もおぞましく見えたりして、女性たちの恥部となっているようです。
また、確かに、陰毛がない状態は、外性器の作りがよく分かり、クンニもしやすく、その顕な姿に異様な興奮を覚えます。また、陰毛が無いことで性器の密着度が増し、相互の快感度が高まるとも言われています。
これらの数々のメリットから、女性のみならず、男性にとっても無毛マンコは実に有り難いものであり、歓迎すべきもになりますが、個人的にはパイパンマンコは、特別な興奮を感じません。寧ろ、実に味気ないものとしか思えないのです。
パイパンマンコのデメリット
何故、綺麗で清潔なパイパンマンコが世間が騒ぐほど上等ではないのかの理由に付きましては、陰毛のページや陰毛の愛し方でも多少述べてきました。陰毛は、ムダ毛として若い女性は毛嫌いしていますが、実はセックスでは人の興奮を高め、快感を増幅させるという大きな役割をもったものであり、決して無用なものではないのです。
(参照)
ムダ毛と言われる陰毛は、下記のような機能を持っています。
- 性フェロモンの分泌と分散
- 性的な刺激センサー
- 緩衝材
- 視覚的覚醒
フェロモンの分泌と分散
陰毛や脇毛の根元には、アポクリン腺と言われる性腺が存在し、異性を誘い性的な興奮を高める作用を持つフェロモンが分泌されています。性腺から分泌されたフェロモンは縮れた陰毛に絡みつき、保持され少しづつ拡散されていきます。陰毛がない状態では、フェロモンは外陰部に保持されず、分散も低下します。
鼻から吸引されたフェロモンは、男性の脳に直接届き、性的な興奮と陶酔を生み出します。陰毛が無いということは、男性のこの幸福な気分が高揚しないということになります。
性感センサー
陰毛は興奮することで毛根にある筋肉によって勃起し、更に根元には感覚センサーが配置され、陰毛で受けた振動刺激を捉えてクリトリスや陰唇などの外性器の性感を高めていきます。陰毛も大切な性感センサーの一つになっています。例えば、おヘソの下の恥毛を指先でかき分けるだけで、細かい振動がクリトリスや小陰唇に伝わり、女性は感じていきます。
また、クンニリングスでの舌先で大陰唇周辺を舐め回す動きは皮膚だけではなく、陰毛でも細かな振動として感知され、女性の股間に妙なる快感を生み出していきます。陰毛は与えられる刺激を微妙な感覚として捉えられていますので、パイパン女性はこの多様で繊細な快感を味わえないことになります。男性の微細な愛撫テクニックを女性は感じる取ることはなく、大味で趣に欠けるセックスとなっていきます。
自分が繰り出す技にどのように女性が反応をみせるのか、その表情に一喜一憂するのも男のセックスの楽しみの一つです。脱毛でパイパンになった女たちは微妙なテクニックに敏感に反応する為のセンサーを自ら放棄しているのです。
緩衝材
陰毛・恥毛は交接の際に、お互いの皮膚や恥骨などの衝突や擦れに対してのクッション・保護カバーの役割を果たします。直接、パイパンは性器や股間の皮膚が触れ合って快感が増すとの説には賛成しかねます。皮膚同士が直接接触することは、摩擦や衝撃で傷や炎症を起こします。特に女性の丸裸の陰部はか弱く、長時間の接合や手荒な愛撫などで皮膚は荒れ、擦り切れていきます。無毛であることで女性にとっても非常に不愉快なセックスになってしまうはずです。
普段の生活でも陰毛、恥毛は股間や陰部を守っています。下着との直接の接触での擦れから、繊細で傷つきやすい陰部皮膚をガードし、有害物質や害虫などからも陰部を保護しています。
視覚的覚醒
人類の進化の中で、陰毛は性欲を高めるためにも大きく作用してきました。人は数十万年の時の経過の中で陰毛を視覚的に興奮を起こす性器の一部として認識するようになっています。陰毛は人類の男子にとって甘く魅惑的な存在なのです。男は陰毛の余りに淫らで下劣な眉目形(みめかたち)に異常な興奮を覚え、生殖に励んで来たのです。陰毛のその卑猥さはしっかり男たちの脳に刷り込まれ、見るだけで本能的に性欲が湧き上がるのです。陰毛は性のシンボルでもあるのです。
パイパンは男にとって楽しくない
パイパンは、濃厚な陰毛が密集した悍ましきその姿よりは、確かに処女性と清純に溢れています。しかし、淫靡で妖艶な香りが漂わない陰部は、男性を魅惑する陰部とは言えるかどうか疑問です。爛れたような猥雑さの中から深淵な性の快楽は生まれてきます。陰湿で秘められた存在に我々、男は勃起するのです。
パイパンのマンコは真の性の悦びをもたらすことはありません。我々、男たちに猥褻で甘美な果実の味をもたらすことはことはないでしょう。パイパンは我々を官能の世界に誘うこともない、実に退屈なマンコなのです。
陰毛の無毛や薄毛は、男性ホルモンであるテストステロン不足が主な原因になっています。テストステロンは、性欲ホルモンであり、女性のクリトリスの成長にも大きく関与しています。パイパン女性や薄毛の女性は概ね、クリトリスが小さく不活性で感度が悪く、女性の性欲が高くないという可能性が強いのです。パイパン女は抱いても、余り楽しくはないことが多いのです。
パイパン好きはロリコン
パイパンに拘る男性は厳しく言えば、ロリコンそのものです。パイパンを求める男たちは大人に女性にしっかり対峙できない未成熟な男性であると言えます。成熟した大人の女性の激しい性反応を恐れ、自分がコントロールできそうな少女の性を求めているだけなのです。成熟した女の暴走する性からの言わば逃避です。大人の女性とは正反対の人形のように股間がノッペラパズレで無反応な女の子を求めているのです。大人の成熟した男性は陰獣の調教師とならなくてはなりません。
パイパンは女性にとっても性感の損失
陰部を脱毛する行為は、女性にとっても性の喜びの多くを放棄することになります。陰毛から伝わる細かな振動は、クリトリスや陰唇などの股間に微妙な性感を生み出していきます。男性の巧妙な愛撫刺激を受け止めることが出来ず、大味なセックスとなっていきます。本当の女の性の喜びを知ることも、性感もより高みに向かうことはありません。陰毛を脱毛する行為は、自ら快楽を捨て去ることなのです。
最後に
最近、かなりの頻度でパイパン女性に出くわすようになりました。その度に、気持ちは高ぶることなく、味気ないセックスに終わってしまいます。確かに2~30年くらい前までは、パイパン女性は極めて珍しく、出会ったときは大いに喜んだものですが、最近は、寧ろ失望気味です。
ワリキリで活動している女性たちも、性病などの防止から、無毛にしていることが良くあります。貴方の恋人や妻がパイパンである時には少し疑ったほうがいいかも知れません。