クリトリスは女性にとって身体の中で感覚神経が密集し、もっとも敏感な部位になっています。多くの場合、クリトリスの敏感なその感覚に女性は早くから目覚め、自慰行為を通じて自己開発を実施済みであると言って間違いないでしょう。早い女性では4~5歳でクリトリスの魅惑の感覚に夢中になって股間に指を忍ばせているといいます。ある調査では95%以上の女性がオナニーの経験があり、80%以上が月一でオナニーをしていると報告しています。その中でどのくらいの割合でクリトリスオーガズムを体験しているのかの明確なデーターは見当たりませんが、殆どはその甘美な快感を承知しているものと考えたほうがいいのかもしれません。ただし、少数の女性でその快感への恐怖からアクメの直前で中断することはあるようですが・・・。
従って、我々男子のクリトリスの性開発の任務はクリトリスの性感の喚起ではなく、その性感パフォーマンスの最大化を図ることです。更にはクリトリスと他の性感部位との性感連動性の追求とクリトリス周辺エリアの再開発にあると考えられます。バギナ内部の性感ポイントや乳首などとのネットワークを構築し、クリトリス本体以外の陰核包皮や小陰唇、陰核体、陰核脚部などの活性を目指すのです。
クリトリス開発のプロセス
クリトリスは多くの女性が快感の震源地として認識し、日々享楽している実態はあるとはいえ、自己流の愛撫が主体であり、正しい開発プロセスを踏むことはどうやら余りないようです。ただ闇雲に気持ちいいからクリトリスを手淫し、快感に酔いしれますが、その真の快楽の桃源郷にたどり着く女性は殆いません。クリトリスオーガズムを早期に覚えた女性ですら、本当のクリトリスの快楽を極めることはありません。
女性がその快楽の局地にたどり着くには、我々男性の手助けが必要になります。女性自らが自力でたどり着くことの出来ない忘我の快楽境地が存在し、そこに導けるものは男という性を有する者のみが開くことの出来る世界なのです。我々男性こそ真のクリトリスオーガズムへの水先案内人であり、女性の欲望の救世主なのです。そのための修行と知恵が求められます。
この性典では性のコンダクターとなるための知恵を紐解きます。クリトリス開発は以下の段階を意識しながら行います。
- クリトリス本体の初期開発
- クリトリス全体開発
- クリトリス周辺部位開発
- クリトリスと性感部位とのネットワーク化
真のクリトリスの快感の有意性
クリトリスの生殖上の役割はセックスへのトリガーとして、女性の性器を興奮に導き、受け入れ態勢を整えることに有ると思われます。そのため、男性がそのスイッチに指を触れるだけで激しく反応し、快感と愛液を生み出します。女性の心と性器を欲情に至らしむる最大器官がクリトリスです。
その性感の鋭敏さからクリトリスは容易に絶頂を向かえることが可能であり、女性の妊娠という大義への神の与えし報酬装置とも言われています。クリトリスの発する嗚咽の声は男性たちにとって実に歓楽性に富み大いに歓喜させてきた反面、その快楽が示す狂乱性に恐れ慄き、クリトリスを切除する慣習まで生み出しました。
クリトリス快感の頂点はクリイキ(クリトリスオーガズム)と呼ばれ、膣オーガズムやポルチオオーガズムに比べて、一般的には快感度は低位とされています。体感する女性たちの証言によれば
- ポルチオオーガズム(子宮オーガズム)
- 膣オーガズム
- クリトリスオーガズム
の評価が付けられ、女性の多くが膣や子宮による快感に憧憬の念を抱いています。ポルチオによるオーガズムは身体の奥底から湧き上がり、何度も繰り返される津波のようだと証言され、クリトリスオーガズムは身体に走る鋭いパルスのようだと表現しています。
確かにクリトリスによるオーガズムは子宮やバギナによるオーガズムに比較して質的には深みと重みにかけているようです。となると大凡、クリトリスの開発はほぼ、初期段階で終了し、それ以上敢えて工夫を凝らす必要がないかのように思われます。しかし、そこはやはり性感帯の王様クリトリスです。今のパートナー女性のクリ感度に満足することなく、2次開発を施すことでその快楽は味わいと深みを増していきます。
クリトリスは単体のオーガズムでは上記の女性たちの評価に確かに相違するものではありません。しかし、女性の多くはまだ踏み入れたことがない世界がそこにあります。クリトリスは、膣や子宮などの性感帯とシンクロシした時、その本領を発揮します。真のクリトリスが生み出す快感を膣や子宮、乳首の快感に重複させていった時に、快感は共振しあい、大きな快楽のうねりとなって女性の脳を直撃していきます。
クリトリスは膣や子宮、乳首などが生み出すオーガズムの引き金になるだけでなく、そこで生じるオーガズムと重なり合ってシンクロし、快感を最大化するのです。多くの男性たちはこのクリトリスの生み出すオーガズムと子宮や膣との連携を意図的に導くことはありません。このネットワーク化されシンクロされたオーガズムは、オナニーなどで女性単独では味わうことは出来ません。男性による巧みな手法と慈しみによって出現させることでようやく可能となります。これがこれから我々の目指すところのクリトリス2次開発です。
クリトリスの再開発!
クリトリスはセックスの原点に戻るためには最高の素材であり、努力に対して確実な成果を与えてくれます。開発の施行でいつでもクリトリスはオーガズムの起爆剤として活用が可能になるでしょう。
『困った時のクリ頼み』として男性の頼もしい味方になってくれるはずです。